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【ゴルフ】

父は立大野球部の鈴木 V圏3位 勝ってミスターと再会だ

2012年7月7日 紙面から

◇長嶋茂雄招待 セガサミー杯<第2日>

 6日、北海道、ザ・ノースカントリーGC(7127ヤード、パー72)▽晴れ、気温26・5度、風速2・8メートル▽賞金総額1億5000万円、優勝3000万円▽144選手(うちアマ1人)▽観客4168人

 ベテランの鈴木亨(46)が67の好スコアで3位に浮上した。6バーディー、1ボギーと伸ばし、通算8アンダーで首位と2打差に迫った。鈴木の父・基之さんは、大会名誉会長の巨人・長嶋茂雄終身名誉監督(76)の立大野球部の後輩。“鈴木の息子”として表彰台でミスターとの再会を目指す。石川遼(20)=パナソニック=は1イーグル、4バーディー、1ボギーの67、通算3アンダーで27位と順位を上げた。

 し烈な伸ばし合いにも負けなかった。上位陣がバーディーを量産する中、46歳の鈴木も6バーディー。「きのうはパットが入らなかったけど、きょうは入った。しっかりやれました」。ジワリと3位に浮上し、ベテランが胸を張った。

 “省エネ”で鬼門の2日目を突破した。初日が良くても2日目に崩れていた今季。「練習しないと気が済まないタイプ。入れ込みすぎていた」と自分で言うが、今週はトレーナーに「練習は100球まで」と制限を言い渡され、軽めに調整。普段の半分以下に球数を抑えた。この日は後半に3バーディー。「46歳だし、こういう工夫も必要かな」と笑った。

 思い入れの強い大会でもある。父・基之さん(76)は立大野球部OBで、大会名誉会長の長嶋氏の1年後輩。

 「父からよく長嶋さんの話を聞いたけどウソだと思っていた」。だが、高校生の時に家族で旅行したハワイで、ちょうど名球会で訪れていたミスターとバッタリ。「おう、鈴木!」と呼び止められた父に「スゲー」と感嘆した。

 「中日ファンですけど、長嶋さんはあこがれ。最終日に会いたいですね」。例年、最終日の表彰式には長嶋氏も出席。高校時代は緊張して握手もできなかったが、勝てば「鈴木の息子です」と報告できる。3年ぶりの9勝目へ。ミスターばりのメークドラマを演じてみせる。 (寺西雅広)

 

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