武井咲　等身大１８歳パティシエ役　フジ系連ドラ「息もできない夏」

　人気女優の武井咲（１８）主演の連続ドラマ「息もできない夏」（フジテレビ系、１０日スタート、火曜午後９時）の完成披露試写会（第１話）が６日、東京・台場のシネマメディアージュで行われた。武井は、共演の江口洋介（４４）とともに舞台あいさつに立ち、新ドラマをアピールした。

　ある日突然、自分に戸籍がないという過酷な運命を知らされた少女（武井）と、贖罪（しょくざい）を背負いながら生きる男（江口）の切ないストーリー。

　武井は「無戸籍者のことを今回初めて知った。ガッツリお芝居ができるのを楽しみに思った」と観客にあいさつ。「たくさんの希望や人間愛が詰まっていて見応えのあるドラマ。全力で頑張っていきたい。ぜひお楽しみに！」と力を込めた。

　武井演じる谷崎玲は、パティシエを目指し、洋菓子店でアルバイトから正社員に登用されることになった１８歳という設定。「撮影現場はケーキが山ほどある。ホールケーキ２つとモンブラン、シュークリーム、ショートケーキ、チョコレートケーキを持ち帰って食べた」と屈託なく笑う。

　その一方で武井は「好き嫌いが多いんですよ」と苦笑い。ヒロインを演じた映画「るろうに剣心」（８月２５日公開）の６月末のイベントで、佐藤健（２３）が武井の“偏食ぶり”を暴露。「会う人ごとに『偏食なんでしょ』と言われるようになってしまった」とし、「だからこの夏は好き嫌いを直したい！」と宣言した。

　苦手な食べ物の一つにはキュウリを挙げ、「この前も冷やし中華を食べたとき、のけるのが大変で大変で」と、会場の爆笑を誘った。

　“好き嫌い克服”を掲げた武井に対して、江口は「夏の暑さに負けないようにしたい」と語り、「今回のドラマは家族もの、社会派ものとして、しっかりしたドラマ」とＰＲしていた。