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【コラム 撃戦記】

若い格闘家に期待込め南無、摩利支天!!

2011年1月7日

 実家が山梨県甲州市で今年も初詣は地元・天目の「摩利支天」に参拝した。年末にボクシングの「亀田祭り」と格闘技の「戦極」「Dynamite!!」を観戦してのお参り。戦極は「朝から晩まで格闘技」をキャッチフレーズに総合、立ち技、異種、女子と格闘家を一堂に集めた試み。中でも脇役的存在の女子格闘家が注目されたのがよかった。3兄弟初のそろい踏みとなった亀田祭りも、長男と次男の世界戦で盛り上げた。興毅(24)は日本初となる3階級制覇。WBA世界フライ級王者大毅(22)も2度目の防衛に成功した。

 観客の入りではDynamite!!に恒例の強みがあった。客席は入場の花道をつぶす程度で3階席まで埋まり、ブームの沈滞を感じさせない熱気だった。主催者発表で2万7000人。亀田祭りも1万2000人と、選手を勇気づける結果になった。

 しかし、その一方でテレビ視聴率はDynamite!!も亀田祭りも平均10%を割った。業界の“景況感”に浮揚の兆しが見えなかったのが残念だ。

 それでも、まだ若い興毅は「レナードの5階級制覇も可能では」と夢見させてくれる。女子の格闘家にスポットを当てた戦極。最強を目指してもがく石井慧。それぞれに期待を込め、南無、摩利支天!! (格闘技評論家)

 

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