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【コラム 撃戦記】

復調と進化感じる大毅

2012年7月7日

 ボクシング・亀田兄弟の次男・大毅(23)が着実に実力をアップしている。昨年12月、2階級制覇を狙ってWBA世界スーパーフライ級王座に挑戦したが失敗。だが、今年4月の再起戦に続いて6月の第2戦もKO勝ち。その勝ちっぷりに復調と進化を感じさせた。

 際立つのは左のボディーアッパー。もともとフックは得意でボディー打ちはうまかった。再起後の2戦はパンチに華麗さがあった。パンチがスムーズに出ている証しだ。

 特に再起2戦目のジョバンニ・ソト(メキシコ)戦でKOにつなげた左フックは鮮やかだった。ソト戦後、大毅は「俺は強くなりたいだけ」と2階級制覇にこだわらない姿勢を見せた。すでに興毅が3階級制覇し、4階級制覇も視界に入れているのとは対照的で、その姿勢は買える。当面はテーパリットとのリマッチだろう。ストレートの磨きに期待したい。 (格闘技評論家)

 

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