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【格闘技】

洋太 挑戦者ロペスを警戒 だましのテクニックで勝つ!

2012年7月7日 紙面から

予備検診を受けるロペス(手前)の体を、余裕の笑顔で見つめる佐藤=東京都文京区のJBC本部で

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 WBC世界スーパーフライ級タイトルマッチの予備検診が6日、東京都内で行われ、王者の“マジカルボックス”佐藤洋太(28)=協栄=と挑戦者シルベスター・ロペス(24)=フィリピン=はともに異常なし。佐藤はだましのテクニックでの防衛を誓った。

 ロペスと初対面した策士・佐藤が、ペテン師のようなずる賢い笑みを浮かべてこう言った。「初対面の感想? いい男だなと思いました。友達にも似ていた。いい人そうなので、だましてやります。エヘヘ」

 予備検診の結果、佐藤の方が身長で6センチ高く、リーチも3センチ長かった。「事前情報より、ロペスの身長は低かった。これはうれしい誤算。身長とリーチを生かした、ボク本来の戦い方ができる」とほくそ笑んだ。しかし、いい情報ばかりではなかった。佐藤は「ロペスの腰回りを見ましたか、下半身がドッシリしていた。あれは、パワーがある体つき。パンチもけた外れですよ。ジャングルで出会って、ケンカになったら、間違いなく、ボクは殺されるでしょう」と19勝15KOのロペスの天性の身体能力と殺気を警戒もした。

 それでも、「(ルールのある)ボクシングは、いろいろ、やりようがありますから。負けませんよ。しかも、あの体形はスタミナはないと思う」と佐藤は鋭い分析。佐藤がどんなマジックを見せてくれるのか楽しみだ。 (竹下陽二)

 

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