双葉山のサインが入った写真を手にする白鵬=名古屋市緑区の友綱部屋宿舎で(小嶋明彦撮影)
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名古屋場所(8日初日、中日新聞社共催)で2場所ぶりの優勝を目指す横綱白鵬(27)=宮城野=が3日、名古屋入りして初めての出稽古を行った。名古屋市緑区の友綱部屋を訪れ、夏場所優勝の旭天鵬と7番胸を合わせて全勝。「一日一日しっかり(稽古を)やっているのでだんだん良くなっている。今までの相撲に磨きをかけていこうと思う」と雪辱Vへ向けて順調さをアピールした。
この日一番の笑顔を見せたのは、釣り文献収集家で中日釣りペンクラブの金森直治さん(81)から元横綱双葉山の直筆サイン入り写真が本紙を通じて届けられた時。金森さんは約40年前、東京・神田の古本屋で入手したという。
「私が持っているよりこの写真の価値を最も理解してくれる横綱にぜひ渡したい」と金森さん。白鵬は「ありがたい。大切にします」と答えた。
現在8度の全勝優勝は双葉山、大鵬と並び歴代1位タイ。偉大な2横綱を超える9度目の全勝優勝へ写真を手に一層気合を込めた。(竹尾和久)
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