気合のモヒカンも2イニング6失点と炎上しマウンドを降りる阪神・メッセンジャー
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◇巨人6−3阪神
仕切り直しのはずだったが、阪神・メッセンジャーの大乱調で早々と勝負ありだった。初回2死から阿部、高橋由、エドガーに3者連続タイムリーを浴びていきなり4点を奪われ、今季最短2イニング6失点で降板。今の虎に大量6点差をはね返す力はない。
「気持ちを出して何とかしようというのが出ていた。ただ、最初の6点が重かった」。4連敗で借金7。和田監督の表情は青ざめていた。前日、松山での移動日練習終了後にグラウンドで裏方スタッフも交えた全体ミーティングを開いて一致団結を図ったが、その甲斐なく一敗地にまみれた。
負の連鎖は止まらない。金本が中前打を放った6回の第3打席で腰に違和感を覚え、7回に再び打席が回ってきた時に代打を送られて退いた。和田監督は「かなり強い腰の張りがある。カネが言うくらいだから相当だと思う。明日以降? 明日にならないと分からない」と心配する。金本本人は「行こうと思えば行けたんだけど、ちょっと、ヤバいというのもあったからね。明日? 俺は行くつもりだけど。状態次第だけど、すべてがプラスになるように治療するだけ」と前を見たが不安は尽きない。首位・巨人と11ゲーム差で目標が薄らぐばかり。暗黒から抜け出す兆しは一向に見えない。 (中谷秀樹)
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