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国際
【緯度経度】ソウル・黒田勝弘 日本への過大評価は歓迎
筆者もテレビ討論で追及(?)されたが「韓国が100年前の韓国と同じなどとは国際社会の誰も信じない」「協定は日韓対等のもので警戒にはあたらない」といくら反論しても聞かない。
最後は「独島(日本名・竹島)を自分のモノといっている日本は信用できない」と、韓国側論者は領土問題から慰安婦問題まで持ち出し日本非難を繰り返すのだった。
反日論が出てくると政府は動けない。政府内では「同じく非難されるのなら締結を強行して非難される方がよかった」という声も聞かれるが、もう遅い。
原子力基本法問題は日本の一部での“憂慮”にマスコミや政治が過剰反応し「日本が核武装へ!」と大々的に非難している。日本では「原子力安全は日本の安全保障にもつながる問題。核武装とはつながらない」で一段落しているのに韓国では収まらない。
先のテレビ討論でもそうだが「日本はその気になればいつでも核武装する」というのだ。これも「能力と国家意思は別。国際的孤立や米国との対立を無視しての核武装はありえない」といくら説明しても納得しない。
そして今度は集団的自衛権問題。6日の各紙は社説を含め「核武装の可能性に次いで今度は他国へ積極的武力介入」「本性あらわ」「韓国の安全保障に深刻な脅威」…などと一斉に日本非難を展開している。
日本核武装論をはじめ日本に対する過大評価と過剰警戒は「日本を甘く見るな」論だからありがたくもあるが、その分だけ北朝鮮や中国の軍事的脅威への関心は当然おろそかになる。
韓国は日本相手となると相変わらず視野が狭くなる。日ごろの自信満々をよそに冷静でおれない。いまだ「日本離れ」は成らずということか。
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