トップページ社会ニュース一覧地震に備え首都のJRを耐震化
ニュース詳細

地震に備え首都のJRを耐震化
7月7日 4時33分

地震に備え首都のJRを耐震化
K10034126211_1207070516_1207070527.mp4

首都直下地震に備え、JR東日本は、山手線や中央線などの、線路の土台となる部分、いわゆる「盛土」などについて、この夏にも大規模な補強工事を始めることにしています。

JR東日本は、高架橋を対象に耐震化を進めてきましたが、東日本大震災では、線路の土台となる部分の「盛土」が崩れたり、線路沿いに建てられた電柱が傾いたりして復旧に時間がかかりました。
このためJR東日本は、首都直下地震を想定して、山手線や中央線など首都圏の各線を中心に、この夏にも、盛土や電柱などを対象にした大規模な補強工事を始めることにしています。
例えば山手線の場合、1周34.5キロのうちおよそ4分の1は、盛土の上にレールを敷いているということで、地震で盛土が崩れれば大きな被害が出かねないとしています。
このため、盛土に鉄筋を多く埋め込んで揺れに強い地盤に改良するほか、電柱についても土台を補強するということです。
JR東日本は、「首都直下地震の可能性も指摘されるなか、耐震対策を着実に行っていく必要がある」と話しています。

[関連ニュース]
このページの先頭へ