てんかんの持病を申告せずに運転免許証を更新して車を運転したとして、千葉県警は4日、千葉県柏市船戸、整形外科医綱川慎一郎容疑者(38)を道路交通法違反(運転免許不正取得、過労運転等禁止)の疑いで逮捕し、発表した。綱川容疑者は調べに対して「車に乗れば事故を起こす可能性はあるとわかっていた」と話しているという。
県警によると、病気を申告しないことによる不正取得容疑での逮捕は全国的に例が少ないといい、「繰り返し事故を起こしており、悪質と判断した」と説明している。
県警交通捜査課によると、綱川容疑者は病気が原因で意識を失ったことがあるのに、昨年11月の免許更新の申請書類のうち、病気の症状などを申告する欄に「該当しない」とうその内容を記載し、免許を不正に更新して運転を続けていた疑いがある。