漂流がれき:北米苦慮 太平洋岸4州が予算対策
毎日新聞 2012年07月07日 02時31分(最終更新 07月07日 02時33分)
【ロサンゼルス堀山明子】東日本大震災の津波で海に流出したがれきが北米大陸に漂着している問題で、米国とカナダの太平洋沿岸6州のうち2州が対策費を緊急に支出、2州が予算化を準備していることが毎日新聞の取材で分かった。漂流がれきは今秋以降、大量に同沿岸部に漂着するとみられ、膨大ながれき処理や生態系への影響が懸念される。一部州は実態調査に乗り出し、日米両政府は連携して対処する検討を始めた。
日本政府によると津波による漂流がれきは約150万トンに上る。米加両国の太平洋沿岸州では4月以降、震災で流出した大型の漂流物が相次いで漂着。4月6日には米アラスカ沖でイカ釣り漁船を米沿岸警備隊が撃沈。6月5日には米オレゴン州に青森県・三沢漁港の浮桟橋(長さ約20メートル)が流れ着いた。
毎日新聞は6月下旬、米国5州(アラスカ、ワシントン、オレゴン、カリフォルニア、ハワイ)とカナダのブリティッシュコロンビア州に津波漂流物の対策費支出、今後の予算措置や対応をアンケートと電話で取材した。