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HKT48の指原莉乃(19)が6日、福岡市のHKT48劇場で行われた、AKB48の29枚目シングルの選抜メンバーを決める「第3回じゃんけん大会」(9月18日、東京・日本武道館)の予備戦に出場し、初戦で敗退した。本戦出場3枠をかけて18人が参加し、指原は1回戦で穴井千尋(16)に敗れた。なお、江藤彩也香(14)、森保まどか(14)、中西智代梨(17)が勝ち上がり、本戦に出場する86人(AKB68人、AKB研究生1人、SKE8人、NMB6人、HKT3人)が出そろった。
指原の下克上への道は、あっさりと途絶えてしまった。対戦相手の穴井がチョキを出したのに対し、指原はパー。会場が大きくどよめく中、両手で顔を押さえると「おかしいなあ」とつぶやき、「私のシナリオでは武道館に行って、そこで1回戦で負けるというものだったんですけど…。そんなにうまく行くわけないか」と、いつもの自虐ネタで笑いを誘った。
じゃんけん大会開催発表の際に「私、絶対ここ(武道館)に戻ってきますから」と下克上を誓い、大島優子(23)から「さしこだからね〜。1回戦で負けそう」とちゃかされていたが、まさに大島の“予言”が的中する形になってしまった。
開始前のくじ引きによる抽選から不運に見舞われていた。参加は18人だったが、抽選箱の中のボールの数が13個しかなく、途中でやり直すことに。そのため、最初の抽選では2回戦からの出場だったが、2回目では1回戦からの出場となってしまったのだ。
移籍が決まった際に「HKTを(AKBグループの中で)No.1のグループにします」と誓っていた指原。アピールの場を失う悔しい結果となったが、「1人でもHKTの誰かが(武道館でも勝ち上がって)選抜に入ってくれたらいい」とすっきりした表情。また、選抜総選挙で49位に入り、グループ唯一“当選”した宮脇咲良(14)や兒玉遥(15)、若田部遙(13)といった中心メンバーがそろって敗退する“大波乱”。それでも、指原はグループ最年長らしく、HKT躍進の思いを後輩たちに託していた。
(デイリースポーツ提供)
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