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◆プロボクシング世界戦 WBC世界スーパーフライ級タイトルマッチ 王者・佐藤洋太―同級1位・シルベスター・ロペス(8日・横浜文化体育館) WBC世界スーパーフライ級王者・佐藤洋太が、“強心臓”で挑戦者の夢をぶち壊す。同級1位のシルベスター・ロペスとの初防衛戦に向けた予備検診が6日、都内で行予備検診われ、1分間の脈拍数が「42」の数値をはじき出し、マラソン選手並みの心肺機能の強さを証明した。ロペスとの初顔合わせにもリラックスした表情で「いいやつそう。だましてやります」と言い放った。
まだリングに入ってもいないのに、佐藤が悔しがった。「『42』が出て『あ~』と思っちゃいました」。1分間の脈拍数を測り終えた時だった。3月の世界奪取した時は「41」。今回ひそかに30台を狙っていた。「何事も意識し過ぎると良くない。(検診に)集中して静かにしていたんですけど…」と報道陣を笑わせた。
一般的に脈拍数が少ないほどスタミナがあると言われ、日本人ボクサーの平均は50~70台。佐藤の40台はマラソン選手並みの心肺能力と言える。人によっては精神状態などで数値が左右し、さらに減量が厳しいと、脈拍数が高くなる傾向があるが、佐藤にはそれらも問題がないようだ。
中学時代は駅伝選手で、スタミナにはもともと自信はあるが、コンディションを把握する独自の術がある。入浴時に湯船に顔を浸し、どれだけ息を止められるかという方法だ。1週間ほど前に挑んだところ、3分30秒という驚異的な数値をたたき出した。「もうこれ以上は延びない」と試合前はいつも限界に挑戦。心肺機能に関係する肺活量の多さを知る方法として、デビュー直後から続けている“珍バロメーター”だ。
スタミナが確認できれば強打のロペスに対し、フルラウンドにわたって持ち前のフットワークで対抗が可能だ。一見くだらない遊びを調整法にしてしまうところにも、常に相手の裏をかく佐藤のスタイルがうかがえる。
検診で対面した童顔のロペスを見て「いい男だなと。いいやつそう」とニヤリと笑い、「だましてやろうと思います」とくせ者ぶりを漂わせた。体格面でも挑戦者を上回った王者は「油断はしてない」とまずは“鉄のハート”で勝負する。
(2012年7月7日06時02分 スポーツ報知)
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