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大飯原発運転停止訴え抗議活動7月6日 19時53分
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原子力発電所に反対する団体などが毎週金曜日を中心に実施している抗議活動が、東京の総理大臣官邸前で行われ、参加者は、5日に発電を始めた福井県にある関西電力大飯原発の3号機を止めるよう訴えました。
この抗議活動は、関東地方を中心に原発に反対する活動をしている団体などが、ことし3月下旬から毎週金曜日を中心に総理大臣官邸前で実施しています。
抗議活動は、6日午後6時から始まり、参加者は、5日に発電を開始した大飯原発3号機について、「原発はいらない」などののぼりを掲げて停止するよう訴えました。
抗議活動を主催した団体などは、今回も、ツイッターやインターネット、それに、口コミで参加を呼びかけていて、会場には、会社帰りのサラリーマンや子ども連れの主婦などの姿も見られました。
福島県から長男と参加した41歳の母親は、「あれほど悲惨な原発事故を起こしておきながら、何もなかったかのような政府の対応に憤りを感じる。子どもたちのためにも考え直してもらいたい」と話していました。
また八王子市の65歳の女性は「福島県浪江町に住む友人が原発事故で故郷を追い出され、今も避難生活に苦しんでいる。節電に精いっぱい取り組むので、原発は2度と動かさないでほしい」と話していました。
野田総理大臣は、6日夜、総理大臣官邸で、記者団に対し、総理大臣官邸前で行われている、関西電力・大飯原子力発電所の3号機の停止を訴える抗議活動について、「多くの声、さまざまな声が届いています」と述べました。
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