北朝鮮:ミサイル発射予告 イージス艦3隻出港 PAC3、首都圏にも配備
毎日新聞 2012年04月09日 東京夕刊
北朝鮮が「衛星」とする長距離弾道ミサイルの発射に備え、海上配備型迎撃ミサイル(SM3)を搭載した海上自衛隊のイージス艦3隻が7日、佐世保基地(長崎県)と舞鶴基地(京都府)を出港した。
地上配備型迎撃ミサイル「パトリオット」(PAC3)も首都圏3カ所に置かれ、沖縄県を含めた全7カ所への配備が完了した。
イージス艦は佐世保を出た「ちょうかい」と「きりしま」が護衛艦とともに、ミサイルの通過予想コースに近い沖縄周辺の東シナ海に向かう。舞鶴の「みょうこう」は北朝鮮の発射位置と首都圏を結ぶラインの日本海上で迎撃態勢を整える。
一方、首都圏でPAC3が配備されたのは、東京・市ケ谷の防衛省▽陸上自衛隊の習志野演習場(千葉県)▽同朝霞訓練場(埼玉県)。沖縄県では既に沖縄本島の2カ所と宮古島、石垣島に配備されている。【鈴木泰広、山下誠吾、岡崎英遠】