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「南海放送」が9時間半停波7月6日 17時42分
愛媛県を放送エリアにしている日本テレビ系列の民間放送「南海放送」で、6日午前3時すぎから正午すぎまでのおよそ9時間半にわたり、四国中央市の広い範囲で放送が見られなくなりました。
南海放送は、電波の送信機器の故障が原因とみて、詳しく調べています。
南海放送によりますと、6日午前7時前、四国中央市内の視聴者から「南海放送のテレビが見られない」と連絡がありました。
状況を確認したところ、四国中央市の広い範囲に電波を送る川之江テレビ中継局で、6日午前3時20分ごろから電波が止まっていたことが分かりました。
このため、担当者を派遣して機材の点検や交換作業を行った結果、6日午後0時45分に復旧しました。
しかし、電波が止まっていたおよそ9時間半にわたり、四国中央市の最大3万3000世帯余りで地上デジタル放送が見られない状態が続いたということです。
南海放送は総務省四国総合通信局に報告するとともに、川之江テレビ中継局の送信機器の故障が原因とみて、詳しく調べています。
南海放送の田中和彦常務は、「長時間にわたり大変ご迷惑をおかけし、深くおわび申し上げます」とコメントしています。
南海放送のトラブルについて、総務省放送技術課は「放送を出せなかった時間が非常に長く、放送法で定める重大事故に当たる。南海放送には、トラブルがどういう状況で起きたかや、トラブルに対する備えが十分だったかなどを検証した報告書の提出が求められる。そのうえで、同じようなトラブルが起きないよう、再発の防止を徹底してもらいたい」と話しています。
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