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データ収集問題なし 武雄市図書館の個人情報審議会 | ||
武雄市図書館の管理をレンタルソフト店「TSUTAYA(ツタヤ)」の運営会社に委託する計画を進めている佐賀県武雄市は6日、利用者の個人情報の扱いについて、市個人情報保護審議会(会長・松尾弘志弁護士)に諮問した。審議会は収集する統計データは個人を特定しない情報で問題なく、貸し出しに伴うポイント付与のための情報提供も本人同意があれば構わないと答申した。ただ、個人情報の厳格な取り扱いを明文化し、運用にも配慮するよう要請した。 市は3点を諮問。性別、年齢、住んでいる町名の情報だけを残した利用履歴である統計データの収集については、個人と特定できない属性情報で、問題なしと答申。運営会社の「Tカード」を選択した場合のポイントシステムへの情報(T会員番号、使用年月日、使用時刻、ポイント数)の提供は、本人同意があれば構わないとした。 ただ、利用情報の管理については委託時の協定書に厳格な保護、運用にあたっての情報システム構築を明文化することを要請した。市によると、統計データは館内のシステムに13カ月蓄積し蔵書充実などに利用、現行と同じ運用になる。個々人の関心に合った本を推薦する「リコメンド」はしないという。 |
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2012年07月06日更新 |