おしらせ

第9週・癌(がん)患者の検査結果についてのお詫び

6月1日(金)・第53回で放送された「喀痰細胞診(かくたんさいぼうしん)の検査」の表現に、医事考証上の誤りがありましたので、訂正してお詫びいたします。

梅子から、患者・篠田の検査結果が「異形(いけい)細胞のクラスが5」であると聞いた医師が「その患者は末期の癌で、余命も長くない」という判断をするシーンがありました。
しかしその結果が示すのは、正しくは、「検査をした細胞が癌細胞である可能性が非常に高い」ということであり、その患者が癌の末期であるというセリフは誤りでした。

また、この検査で癌細胞のクラス分類にパパニコロウ分類が使われていましたが、この分類法は昭和29(1954)年にアメリカのパパニコロウ博士が提唱したものであり、ドラマの設定時期である昭和26(1951)年当時では、まだ存在していないものでした。

現在癌と闘病されている方々や医師の方々に多大なる不安やご迷惑をおかけしたことをお詫び申し上げ、今後このような誤りを放送することがないようなお一層注意して番組を制作して参ります。