“廃炉原発”をガス発電所に…NYで日本企業が提案(07/06 10:58)

 住民の反対で廃止に追い込まれたニューヨーク州の原発を天然ガス発電所に改装して、再利用する計画を日本企業が提案していることが分かりました。

 再利用計画が浮上しているのは、1989年に廃炉になったニューヨーク州ロングアイランドにあるショアハム原発です。日本の電気事業大手「Jパワー」の提案書では、出力398メガワットの三菱重工製のガスタービン1基を使い、2017年から周辺20万世帯に電気を供給する計画です。ショアハム原発の周辺住民は、原発の建設費用60億ドル、当時の為替レートで約7680億円の一部を今も電気料金に上乗せして支払い続けています。地元紙は、電気料金の引き下げに繋がるとの期待感から、多くの住民が天然ガス発電所の建設に賛成するのではないかと指摘しています。

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