鉄道遺産:赤レンガの旧万世橋駅 来夏から一般公開
毎日新聞 2012年07月03日 19時15分(最終更新 07月03日 19時55分)
赤レンガの東京駅丸の内駅舎復元に続いてJR東日本は3日、100年前に開業し廃駅となっている赤レンガ高架橋の「旧万世橋駅遺構」を整備し、鉄道遺産として来年夏から一般公開すると発表した。
旧万世橋駅は1912年に開業。アーチ式駅舎として親しまれてきた。2年後に東京駅が開業、関東大震災による焼失や交通博物館の移転で1943年に営業を中止した。
JR東日本は貴重な歴史遺産を後世に残そうと交通博物館跡地のビル建設に伴い、現存する旧万世橋駅の駅舎跡やホーム、階段などを復活させる。整備後は駅舎入り口から階段で旧ホームまで周回できるコースを設定し、ホーム上に展望カフェや屋外デッキを設置する。【斎藤正利】