【ロンドン=共同】サッカーの競技規則を改定する国際サッカー評議会(IFAB)は5日、スイスのチューリヒで臨時会議を開き、ゴール判定を補助する先進技術の導入を認めた。国際サッカー連盟(FIFA)は12月に日本で開催するクラブワールドカップ(W杯)で最初に使用し、問題がなければ2013年コンフェデレーションズカップ、14年ワールドカップ(W杯)ブラジル大会でも用いる。
認可されたのはテニスなどで実績がある映像解析システムの「ホークアイ」と、磁場でボール位置を判別する「ゴールレフ」。先進技術を使用するかは大会や各国リーグの主催者が決める。
欧州連盟(UEFA)が欧州チャンピオンズリーグや、欧州選手権で試験を続けていたゴール脇に1人ずつ追加審判員を置いて主審の判定を助ける制度も認めた。またイスラム教徒の女性が使う「ヘジャブ」など頭を覆う布の着用も承認した。
FIFAはビデオ判定などの科学技術導入に長く反対の立場をとってきたが、10年のW杯で誤審が相次いだこともあって態度を改めていた。
FIFA、W杯、IFAB、サッカー、ワールドカップ
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