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できごと
【中2自殺】大津署が父親からの被害届3度受理せず「被害者がおらず」
2012.7.5 13:43
[westナビ]
大津市のマンションで昨年10月、市立中学2年の男子生徒=当時(13)=が飛び降り自殺した問題で、いじめに遭っていた男子生徒が同級生から暴行を受けているとして、父親(46)が滋賀県警大津署に被害届を提出しようとしたが、3回も受理を断られていたことが5日、関係者への取材でわかった。
父親は、男子生徒の死亡後に市教委が実施したアンケート結果や、複数の生徒から聞き取った暴行などの目撃情報を証拠として、男子生徒が自殺した直後の昨年10月に2回、市教委が男子へのいじめを認めた後の12月に1回、同署に被害届を提出したいと相談したが、当時の署の担当者に「被害者がおらず、刑事事件として立件するのは難しい」と受理を断られた。
父親は「親として、自ら命を絶った息子のためにできることをやり尽くしたかった。自分ではいじめをした同級生に、事実を確かめられない。学校や警察にお願いしたかったのに、なぜだめなのか」と話す。
大津署は取材に「事実関係を確認してからコメントしたい」としている。
滋賀県では昨年11月、高島市の市立中の男子生徒を全裸にさせ、携帯電話で写真を撮影したうえ暴行し、排(はい)泄(せつ)物を持たせて教諭の車にすりつけさせたとして、県警高島署が暴力行為処罰法違反などの疑いで、同級生3人を逮捕している。
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