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【芸能・社会】

草なぎ主演でクドカン4年ぶりメガホン 映画「中学生円山」

2012年7月6日 紙面から

 クドカンこと宮藤官九郎(41)が4年ぶりに監督を務める映画が製作され、SMAPの草なぎ剛(37)が主演することが、5日分かった。タイトルは「中学生円山」。宮藤は脚本も書き、草なぎは郊外の団地に引っ越してきたミステリアスなシングルファーザーを演じる。来年公開予定。

 脚本家、俳優、ミュージシャンと多彩な顔を持つ宮藤の「少年メリケンサック」(09年)以来となる3本目の監督作品は、草なぎ演じる謎の男・下井辰夫と、エッチな妄想で頭がいっぱいの中学生・円山克也(平岡拓真=14)の交流を描く、風変わりなホームドラマだ。宮藤監督によると、草なぎの役どころは「中学生の妄想から生まれた団地のヒーロー」という。

 CGも駆使して描かれる少年の妄想の中では、団地の住人がまったく違うキャラクターに変身。マカロニウエスタン風、アメコミ調…と多彩なアクションシーンが出現する。下井は現実では縁なしメガネの人の良さそうな男だが、妄想では敏腕の殺し屋に。草なぎもガンアクションに挑戦する。

 宮藤は96年のフジ系ドラマ「おいしい関係」で俳優として草なぎと共演したが、自作で草なぎとタッグを組むのは初めて。脚本執筆中から、草なぎ主演を熱望していたという。岡田真プロデューサーも「団地では平凡なシングルファーザーの感じ、少年の妄想の中では強い表情と演技が要求される。両方を満たすのは草なぎさんしかいない」と起用理由を説明した。

 撮影は6月13日にスタート。草なぎは「本をいただいて読んだときは、めちゃくちゃな内容で笑えた。しかし撮影をしていると、笑いの中にだんだん人間の温かみが出てきて、奥深さが伝わってきた」と多面的な作品の魅力を語る。宮藤は「草なぎくんは今のところ『すげえ楽しい! すげえ面白い!』と言ってくれてますが、まだ半分も残ってるし、油断は禁物です」と気を引き締めていた。

 少年の両親役で仲村トオル(46)、坂井真紀(42)が出演する。

 

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