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【サッカー】

佐々木監督「金」へ秘策 開始直後は「キック&ラッシュ」

2012年7月6日 紙面から

 ロンドン五輪に出場するなでしこジャパンの佐々木則夫監督(54)が5日、1次リーグ3試合の戦い方について、キックオフ直後は自慢のパスサッカーをあえて捨て、「キック&ラッシュ」戦法を採用する考えを明かした。スウェーデン招待の米国戦で開始4、10分と立て続けに被弾した反省から、指揮官は「立ち上がりはシンプルにバーンと蹴って、相手を裏返した方がいい」と話した。

 なでしこ対策の一環として、欧米各国は開始直後はパワーと走力を前面に押し出し、最前線からハイプレスの網を仕掛けてくる。その戦略を逆手に取って、「相手の裏側へストーンと(球を)入れて、こちらが前向きにプレッシャーをかける。そこを習慣づけさせたい」(佐々木監督)。「日本のバルセロナ」とまで称されたパスワークを封印することで、新たな活路を導き出す考えだ。

 果たして、相手が間延びしてきたときが絶好機。まずは蹴って蹴って相手を走らせ、「ボールを動かすのは間合いができてきてから」と佐々木監督。「キック&ラッシュ」からパスサッカーに転換した瞬間、なでしこの猛攻が始まる。 (松岡祐司)

 

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