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【大リーグ】

松井 DL入りの恐れ 指揮官は否定せず

2012年7月6日 紙面から

試合前、トレーナーに付き添われ、外野でランニングをするレイズ・松井(左)=トロピカーナ・フィールド(共同)

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 【セントピーターズバーグ(米フロリダ州)穐村賢】左太もも裏を痛めているレイズの松井秀喜外野手(38)が、一転して故障者リスト(DL)に入る恐れが出てきた。マドン監督が4日(日本時間5日)、DL入りさせることを否定せず、さまざまな可能性を模索していることを明かした。最短で6日にもDLから戦列復帰するマット・ジョイス外野手(27)の選手枠を空ける必要があり、状態が万全でない松井が代わりに外れる可能性がある。この日の全体練習ではグラウンドに出て軽めのダッシュを行うなど順調な回復ぶりを見せたが、ヤンキース戦は前日に続いて出番がなかった。

 決断の時が刻一刻と迫る。指揮官は苦渋に満ちた表情を浮かべた。問題は最短で6日にもDLからの復帰が予定されている正右翼手ジョイスの選手枠だ。

 マドン監督は「どのように空けるかは、まだ決めかねている」と話し、代わりに松井をDLに入れる可能性について「トレーナーからは(左太もも裏の)状態は上がっていると聞いているが、明日の状態を見てみないと分からない」とあえて否定はしなかった。

 DL入りの可能性が浮上した形だが、決して松井の足の状態が悪化したわけではない。この日の試合開始2時間前にはトレーナーとともにグラウンドに現れ、外野で前後左右にステップを踏み患部の状態を確認。その後は素振りをして一塁へ走りだす一連の動作を繰り返した。

 「日々、良くなってる。打つのは大丈夫」と室内では打撃練習も行い、試合中はベンチに入り代打にも備えた。しかし、走ることにはまだ不安が残る。「多少、怖さは残ってる。またやっちゃったら時間がかかっちゃうので、少しずつって感じ」と全力疾走を控え、守備に就くことについても「まだ分からない」とめどが立っていない状態だ。

 ベンチ枠(25人)には既に指名打者(DH)のスコットが登録されており、このままでは守備に就けない松井とともにDH要員2人を抱えることになる。ジョイスが復帰することで松井の立ち位置が不安になったことだけは間違いない。指揮官がどのような判断を下すのか注目が集まる。

 

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