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【プロ野球】

ラミレス 日米通算2000安打 あと86 目標は日本だけで大台

2012年7月6日 紙面から

◇巨人6−3DeNA

DeNA−巨人 5回裏2死、日米通算2000安打となる二塁打を右中間に放つラミレス=横浜スタジアムで(北村彰撮影)

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 DeNAのラミレスが金字塔を打ち立てた。巨人の先発・ゴンザレスから4回に右前安打、5回には右中間に二塁打。古巣・巨人戦の2安打で日米通算2000安打に達した。

 「日米合わせての2000本はあんまり関係ないね。すっきりしないじゃないか」。目標が先にあるラミレスはそれほど心を動かされてはいなかった。「ボクの目標は日本だけで2000本を達成すること。その方がファンも喜んでくれる」と心境を説明した。

 日本への愛着と自分だけにしかないキャリアへの誇りが“日本だけでの2000本”への執着の理由だ。「日本にくる外国人選手はたくさんいる。でも5、6年で帰るのが普通。彼らは2000安打は達成できない。長く日本にいて安定した成績を残していてこそできる記録。だれもやっていない記録だからね」。ただの助っ人と違う。胸を張って日本で活躍してきたという自負だ。 

 DeNAで来日12年目を迎えた。インディアンスで62本、パイレーツで24本、メジャーで計86安打を放ち、2001年に来日。そのころ家を建てローンを組んだため、報酬にひかれ1年だけ日本でプレーするつもりだった。しかし安全で暮らしやすい日本が好きになり、そのまま日本球界で活躍。ヤクルトで7年間、巨人で4年間プレーし1850安打を重ねた。

 「ここまでは日本人のスタッフに本当にお世話になったけど、目標はまだ先にある。日本で監督をやることもそう。早く日本で2000本を達成してみんなに喜んでもらいたい」。ラミレスはそう話し前を見据えた。

 (後藤慎一)

 

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