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最終更新:2012年7月3日(火) 19時5分

原発依存割合「決め打ちしてない」

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 将来の原発依存の割合について、0から25%まで3つの選択肢を政府が示したことについて、枝野経済産業大臣は「数字は決め打ちしていない」と述べて、選択肢以外の数値で結論を出す可能性もあるという考えを示しました。

 「ゼロか15か、20から25かという結論しかないと決め打ちをしている訳では決してない。議論を円滑に進めやすくするために3つの選択肢を示した」(枝野幸男 経産相)

 政府は先週、2030年時点の原発への依存率を「ゼロ」「15%」「20から25%」とする3つの選択肢を示していますが、これについて、枝野大臣は「百人百様の意見がある」として、選択肢に示された数値以外で決定する可能性があるという考えを示しました。

 3つの選択肢を巡っては、「40年廃炉を適用して新増設がない場合、2030年に自然に達成される数字」とされる「15%」案が最も有力ですが、政府は新増設を行うかどうかの政策を示していないため、枝野大臣は数値に柔軟な姿勢を示したものと見られます。(03日14:09)

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