2009-04-26 16:26:06

心霊スポット

テーマ:ブログ


心霊スポットと一口に言っても、色々なタイプのものがある。


過去に古戦場だったとか、処刑場だったとか、何か忌まわしい事件・事故があったとかいうように、歴史的由来から心霊スポットになったケースもあれば、都市伝説のようにただ騒がれているだけで、実際は何もないというパターンもある。

一番恐ろしいのは、それこそ青山墓地の話ではないが、魔界の入口のような場所である。


もともと呪われた土地というか、凶々しい気の充満した、人が住むところではないような魔の土地が世の中には存在するのだ。


これといった歴史的由来があって心霊スポットになったのではなく、元来人知を越えた力が働いているような・・・。


そういう場所に無理に人が立ち入ったり、住んだりすれば惨事が起きても不思議はない。


あるいは、ネガティウ゛な人間の想念が、波長の法則で凶々しい土地に引き寄せられることもあるだろう。

土地の因縁というのは、本当に恐ろしいものなのである。


私個人は、幸いなことに視覚的に霊の姿を見たりすることはないのだが、弱い霊感はある。


防衛本能が強いらしく、霊的に良くない場所や人間に遭遇すると、「この場所(人)はヤバい!」とピンと来る。


そういう時は一切気を抜かず、丹田に力を入れ、自分で自分にバリアを張るイメージをし、その場をやり過ごす。


念のため、後で調べてみると、やはりその場所が心霊スポットだったり、「あそこは出る」という噂のある所だったりすることもよくあるのだ。


また、ヤバいと思って避けていた人間が、本当にとんでもない人物だったことがわかり、距離を置いていて正解だったということもよくある。


そうした経験上、私は自分の直感を絶対的に信じている。


ヤバいと感じたら、もうその場所や人には近づかない。


直感のお陰で今日まで、危ない目にあわずに済んでいるとも言える。


私にしてみれば、遊び半分に心霊スポットに行ったりしている人が信じられない。


ただその無防備さに驚くばかりだ。強力な悪霊に取り憑かれたり、自然霊の怒りに触れたらどうするのだろうか?


好んで心霊スポットに行くことのない私でも、偶然通ったり、訪れた場所が実は「ヤバい場所」だったということはままある。


自分が実際訪れた中で、特に印象に残っているスポットを挙げるとしたら、富山県と石川県の県境の倶利伽羅トンネル、錦糸町某所、池袋サンシャインかなという気がする。


いずれも行った時は心霊スポットとは知らなかったのだが、ただならぬ異様な感じに驚いて歴史を調べてみたら、今昔を問わず戦争が絡んだ場所で、いわゆる「出る」スポットだったことがわかった。


倶利伽羅トンネルは、1183年、源平の倶利伽羅峠の戦いのあった古戦場である。

このあたりはやはり地元で有名な心霊スポットになっているらしく、他にも血の涙を流す地蔵が安置された「牛首トンネル」というトンネルもあるらしい。


特別な霊障を受けた訳ではないが、車でトンネル内を走行中、鬨の声のようなものが聞こえたり、言葉に出来ないくらいの、ただならぬ不安や恐怖を感じたり、視覚的に見えなくても霊的存在を強く感じたことを覚えている。


錦糸町某所については一番恐ろしい体験だったのではないかと思う。


まだ20代の頃、友人と一緒に錦糸町某所に小遣い稼ぎのため、一週間程度の短期アルバイトに行ったことがあった。


そこの建物が異様なシロモノだったのである。今ではさすがに取り壊されていると思うが、戦前からある実に古臭い建物で、まるで廃校になった田舎の学校の校舎ような建築物だったのだ。


しかも、単に物理的に老朽化しているという以外の何かがあることは、入った瞬間にピンと来た。


そこで働いている人の話では、案の定「出る」とのことで、注意して見ると、あちこちにやたらとお札が貼付けられていたのだ!


それでもリフォームして現代的にされている部屋はまだましだった。


生活感、現実感、生きて働いている人のエネルギーが恐怖を緩和しているからだ。


そうでないところは、恐怖と陰の気が完全に剥き出しになっていた。


ある時、エレベーターで階数を押し間違え、全く使われていない、戦前からのままになっている部屋しかないような階で降りてしまったことがあった。


そこは廃墟同然だった。誰もおらず、静まり返っているにも関わらず、変にザワザワしている感じもあり、何故か色々なものの気配がする。


と、次の瞬間、私が彼等の気配に気づいたように、先方も私の存在に気づいたらしく、明らかに私めがけて大量の霊がウワーッと押し寄せて来ていることがわかった。


視覚的に見える訳ではないのだが、感覚的にはっきりとわかったのである。


「危ない!!」と、即エレベーターに引き返し、必死にボタンを連打した記憶がある。


幸い事なきを得たものの、あの時は本当に恐ろしかったし、思い出すと今でもゾッとする。


下町は空襲も激しかったから、もしかするとあそこは戦争中、負傷者を収容したり、死体置場にでもなっていた建物だったのかも知れない。


記憶が定かではないが、実際戦争中に、建物の地下や裏手が防空壕に使われていたと誰かに聞いたような気もする。


やはり、合戦や戦争で殺戮があったり、多くの人が亡くなったり、処刑されているような場所にはそれなりのものがあるように思う。

それにどのくらい感応するかは個人差もあるけれど。

例えば、ちょっとのワサビでも「辛い!」と思う人もいれば、舌が馬鹿なのではないかと思うくらい激辛料理が平気な人もいる。


そんなようなものなのだろう。


戦争といえば、池袋サンシャインが巣鴨プリズンだったことは有名である。


あそこも感じる人は感じる場所だ。何度か用があって行ったが、やはり私にはダメである。


サンシャイン内だけでなく、サンシャインから池袋駅に向かう道の一部にも気持ち悪い場所があり、かなり怖い。


ただ、実際に色んなショップやオフィスが入っていて大勢の人が働いていて、全く何も感じない人もいるのだから、これも個人差のある問題だと言えるだろう。

個人差のある問題ついでに言ってしまうが、私は何故だか、品川区の一部や北品川、青物横丁、鮫洲、大森海岸、立会川、平和島など、京急線沿いのあのあたり一帯も、霊的な意味で非常に苦手である。


怖い所が多く、場所によっては体調が悪くなる。


同じ東京でも自分の生活圏とは離れたところだから、普段行くこともないのだが、あのあたりには一体どんな歴史があるのか、気になるところである。


海に関係のある名前が多いから埋立地なのだろう。


あのあたりについて、私と同じように感じる方、あるいはあのあたりに何か恐怖の歴史でもあるのか、ご存知の方はおられるだろうか?


最後に、今まで述べたケースとは逆に、意外にも怖くなかった心霊スポットについて。


平将門の首塚は心霊スポットとしてはかなり有名なのに、実際行ってみるとほとんど恐怖を感じなかった。

案外、平将門はもう成仏しているのではないかと私には感じられた。


そういえば以前テレビで、爆笑問題の太田が、平将門の首塚を蹴っていたのを見た。


あれからかなりたつが、彼に呪いや、バチや、祟りがあった様子はない。普通にテレビに出ている。


平将門も死後何百年も経ち、これだけある種神格化され、供養もされているのだから、もう怨念を持続するのが難しくなって来たのかも知れない。


荒ぶる魂も丸くなり、成仏していてもおかしくない気がするのだが、どうだろうか?

コメント

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1 ■無題

あ、また怖い話を書いて下さったんですね。嬉しいけど、うぅっ ブルブル。怖いです。錦糸町の話が特にリアルですね。その建物が今は取り壊されていることを願います。

2 ■無題

私も怖い話は好きな方です。霊感はないので、怖い体験はないですが。面白半分に心霊スポットにいくのは確かに危なさそう。お化けもそうだけど、心霊スポットって何故かヤンキーとか暴走族とかも多そう。

3 ■無題

倶利伽羅トンネルはガチ!!


行ったことあるけど、あそこは異様な府雰囲気だ


ったよ。

4 ■無題

>皆様
コメント頂きまして有難うございます。私自身は弱い霊感はあるものの、視覚的に霊の姿を見たことはなく、荒唐無稽な話も信じませんので、現実主義者でもあります。神仏を敬い、霊感を尊重することと、オカルトやカルトにハマりやすい愚か者であることは別だと思っております。あくまで楽しむための怖い話なら大好きです。

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