NHK岩手県のニュース　盛岡放送局

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航空隊の訓練事故で県が陳謝

県の防災航空隊の男性隊員が、花巻市のダムの貯水池で行われた水難救助訓練中に死亡した事故について、岩手県が会見を開き、総合防災室の小山雄士室長は「あってはならない事故でお詫び申しあげます」と陳謝しました。
水難救助訓練中に隊員が死亡したことを受けて、航空隊を管轄する岩手県は５日夕方、県庁で記者会見を開きました。
この中で、岩手県総合防災室の小山雄士室長が、「どのような場合でもこのような事故はあってはならない。ご家族の心中を察すると痛恨の極みだ。謹んでお詫び申しあげます」と陳謝しました。
その上で、小山室長は、「今後は事故原因を検証し二度このようなことないよう安全対策の確立に万全を期したい」と述べました。
また、３年前の大分県で起きた水難救助訓練中の死亡事故を受けて、消防庁は、訓練に参加する隊員は救命胴衣を付けるよう通知していましたが、きのうの訓練では救命胴衣は使われていなかったということです。
県では当面の間、防災ヘリの出動を停止し、事故の詳しい状況と原因について調べるとともに、訓練マニュアルの見直しなど再発防止策の検討を急ぐことにしています。

07月05日　18時41分

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