公園での飲酒、来年から禁止の見通し /ソウル

 来年から、ソウル市内の全ての公園で飲酒が禁止される見通しだ。

 ソウル市は先月25日、来年から市内の公園での飲酒を全面的に禁じ、段階的に全国の公園に拡大していく方向性を示す法案を国土海洋部(省に相当)に提案し、同部もこれを前向きに検討していることが、今月4日までに分かった。

 ソウル市は「都市公園および緑地などに関する法律」を改正するか、あるいは新たな法令を設けて公園内での飲酒を禁止する考えだ。その場合、市内約2030カ所の公園で、園内飲食店以外での飲酒が禁止されることになる。法が改正されれば、現在の路上喫煙と同じく違反者には5万-7万ウォン(約3500-4900円)の過料が科せられる見通しだ。

 国会でも、公園をはじめとする公共の場所での飲酒を規制する動きが出ている。

 与党セヌリ党の朴成浩(パク・ソンホ)議員を含む議員10人は4日、公共の場所での飲酒を法律で禁止し、違反者には10万ウォン(約7000円)以下の過料を科すことを柱とする国民健康増進法改正案を発議した。朴議員は「警察庁によると、昨年に軽犯罪で反則金の納付を命じられたケースは8万1529件に上り、そのうち飲酒が原因となったケースが3万4223件と42%を占めた。飲酒による暴力沙汰が深刻な社会問題になっているが、これまでは規制が不十分だった」と発議の背景を説明した。

キム・ヒョイン記者
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