吉野家:吉野家:初の「塩味」 豚丼の新商品発表
2012年07月05日
吉野家(東京都北区)は5日、同社で初となる塩味のたれを使った「焼味 ねぎ塩豚丼」を発表した。10日から全国で販売する。「酸味と塩味のバランスがよく、さっぱりした味付け」(同社)で、ビタミンB1を含む豚肉を組み合わせることで、疲労回復や夏バテ防止にもぴったりとPRした。
「焼味 ねぎ塩豚丼」は、焼いた豚肉に塩だれをかけたもの。たれは、豚肉と相性がよくまろやかな風味のあら塩に、五穀酢、やや大きめに角切りしたタマネギをたっぷり加えた。豚肉も香ばしさが感じられるよう、焼き目にこだわったという。
同社は11年に豚肉を焼き、甘辛いしょうゆだれにつけた「焼味豚丼 十勝仕立て」を発表。今回は塩こうじや塩スイーツなどの「塩」ブームを受けて、基本のしょうゆ味から踏み出し、塩味に挑戦した。さっぱりした味で、女性客の取り込みにも期待がかかる。同社では好評の「焼味豚丼 十勝仕立て」と新商品の「焼味 ねぎ塩豚丼」の相乗効果で、消費者層の拡大を図りたいとしている。価格は「焼味 ねぎ塩豚丼」の並盛りが390円、大盛り490円、定食500円。【江刺弘子】