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自殺の中学生 練習させられていた7月4日 8時10分
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去年10月、大津市で当時中学2年生の男子生徒が自殺し、直後に学校側が行ったアンケートに対し、15人の生徒が「男子生徒が自殺の練習をさせられていた」などと回答していたことが関係者への取材で分かりました。
去年10月、大津市の市立中学校の当時2年生だった男子生徒が、自宅のマンションから飛び降りて自殺しました。
これについて大津市教育委員会は、去年11月に会見を開き、学校の生徒を対象に行ったアンケート調査の結果として、自殺した男子生徒が複数の同級生から繰り返し殴られたり嫌がらせを受けたりするいじめを受けていたと発表しましたが、自殺といじめの因果関係は明らかではないとして調査を打ち切っていました。
関係者によりますと、アンケート調査では、自殺した男子生徒が「昼休みに毎日、自殺の練習をさせられていた」とか、「自殺のやり方を練習しておくように言われていた」などと、合わせて15人の生徒が回答していましたが、大津市教育委員会は、会見でこの事実を明らかにしていませんでした。
男子生徒の自殺を巡っては、両親が「学校でのいじめが原因で自殺した」として、大津市と同級生らに、合わせて7700万円余りの損害賠償を求める裁判を起こしています。
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