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市民有志の会が公開質問状 武雄市図書館委託計画 | ||
武雄市図書館の管理をレンタル店「TSUTAYA(ツタヤ)」の運営会社に委託する計画に疑問を持つ市民有志が4日、「市図書館歴史資料館を学習する市民の会」を立ち上げた。第1回の学習会を開き、市議全員に公開質問状を発送した。計画に反対する会ではなく、図書館の在り方を学びながら市に提案していくという。 この日は15人が参加。代表世話人には図書館のサポート団体・エポカル武雄フレンズ前代表の武雄芳輔さん(85)と、元市職員で子どもまちづくり研究会代表の井上一夫さん(72)が就いた。学習会では、図書館が現在地に建てられた歴史的背景などを学んだ。 井上さんは「指定管理者への移行手続きに市民は疑問を持っている。市民に真っ先に説明すべきなのに、市長は東京で先に会見した。現状を踏まえたプランが示されていない」と話した。今後、月1回程度、学習会を開いて議論を深める。 公開質問状は最終決定権を持つ議員に発送。喫茶や雑誌、文具販売は「ゆめタウン武雄」にも施設がある。増築してまで商業的空間を抱える必要があるのか▽読書啓発には司書の専門性が欠かせない。他の図書館とのネットワークが切り捨てられる恐れがある▽万一、指定管理者が撤退した場合の責任はどうなるのか-など七つの質問を提出。回答はブログで公開し、市民の関心を高めていく。 |
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2012年07月05日更新 |