2012/7/5 5:08

昨日結果を求められる、と書いたばかりの新城幸也(ヨーロッパカー)が、ツール・ド・フランス第4ステージで快挙を達成した。新城幸也は2009年最終ステージのシャンゼリゼでの別府史之(当時スキル・シマノ)に次ぐ日本人二人目の敢闘賞を、全ての観衆を魅了する走りで獲得してみせた。別府は最終ステージであったために表彰台へ上がることがなかったが、遂に新城幸也がツール・ド・フランスの表彰台に日本人として初めて登壇するという偉業を成し遂げて見せた。
この日は「逃げに乗れ」との指示を受けていた新城幸也は、「ならば自分から仕掛けたらいいじゃん」という積極性で、スタートの旗が振られると同時に逃げを敢行、そして200km以上をダビ・モンクティエ(コフィディス)とアントニー・ドゥラプラス(ソウル・ソジャサン)とともに逃げつづけた。
途中明らかに他の二人よりも速いペースで逃げを牽引し、そして最後の最後まで粘ったことで誰の目から疑いようのない完璧な敢闘賞受賞だった。フランス革命記念日に、一緒に逃げたフランス人を差し置いて受賞した意味はとても大きい。表彰台の感想を聞かれて「あっという間だった(笑)」と言えるこのあっけらかんとした性格と強心臓こそが彼の最大の武器だろう。
第5ステージでは敢闘賞の証である赤色のゼッケンを身に着けさらなる飛躍を見せてくれるだろう。エースのトマ・ヴォクレールが不調の今、彼は大きなチャンスを迎えている。
H.Morine
Tour de France Stage 4 Yukiya Arashiro
新城幸也が遂に日本人初の表彰台!ツール・ド・フランス第4ステージで敢闘賞を受賞!
『目指せ、表彰台の常連!』 |
『世界レベルの一員 ©Tim D.Waele』 |
途中明らかに他の二人よりも速いペースで逃げを牽引し、そして最後の最後まで粘ったことで誰の目から疑いようのない完璧な敢闘賞受賞だった。フランス革命記念日に、一緒に逃げたフランス人を差し置いて受賞した意味はとても大きい。表彰台の感想を聞かれて「あっという間だった(笑)」と言えるこのあっけらかんとした性格と強心臓こそが彼の最大の武器だろう。
『快走する新城、敢闘賞はこれからの活躍の布石にすぎないのか? ©Tim D.Waele』 |
第5ステージでは敢闘賞の証である赤色のゼッケンを身に着けさらなる飛躍を見せてくれるだろう。エースのトマ・ヴォクレールが不調の今、彼は大きなチャンスを迎えている。
H.Morine