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【プロ野球】

トラまた守乱 今季初の5位転落

2012年7月5日 紙面から

◇広島3−1阪神

 広島が3連勝で4位に浮上。3回に岩本の適時打で先制。4回には打者走者が三ゴロ失策で三進し、暴投で1点。9回にも迎の適時打で貴重な加点。今井が6回途中1失点で今季初勝利。阪神は守備が乱れ、打線も3安打で5位転落。

     ◇

 虎がコイに飲み込まれてしまった。松山2連戦に連敗。広島と入れ替わって今季初、昨年6月14日以来の5位転落に、和田監督は「最初の2点はなんとか防げた2点。なんとか悪い流れを断ち切りたいとやっているけど、なかなかね…」と肩を落とした。

 言葉通り、悪い流れを引きずったような失点だった。まずは3回。2死二塁の場面で右ひじ痛から復帰したブラゼルが、岩本の強烈な打球を逆シングルで捕球しようとして失敗。記録は右前適時打だったが、失策ととられても仕方のないプレーで先制点を許した。

 4回には新井貴が三ゴロを悪送球。「しっかり投げないといけなかった」と悔やんだが、打者走者・菊池は一気に三塁まで進塁。次打者・石原のときに岩田が暴投。無安打で追加点を献上した。岩田は「(捕手が)そらしてしまったが、意味を持って投げた球」と言ったが、傷口を広げる1球には違いなかった。

 前日(3日)は9回あと一人という状況から、最後は振り逃げで2点を失い、逆転負けした。和田監督はその試合後「チームがガタッと来ないように、気を引き締めないといけない」と口にしていたが、締めることはできなかった。シーズン半分の72試合を消化し借金6。同監督は「何か変えていかないといけない」と言うが、状況はかなり厳しい。 (島田明)

 

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