わいせつ画像ウイルス詐欺:会社社長に有罪判決−−地裁 /京都
毎日新聞 2012年07月04日 地方版
わいせつ画像がパソコン画面から消えなくなるウイルスをダウンロードさせ、画像を消すための登録料名目で現金をだまし取ったとして、不正指令電磁的記録(ウイルス)供用や詐欺の罪で起訴された東京都世田谷区のウェブ広告会社社長、堀本真也被告(33)の判決公判が3日、京都地裁であった。小倉哲浩裁判長は「巧妙な組織的犯行で悪質」として懲役3年執行猶予4年(求刑・懲役3年)を命じた。判決によると、堀本被告は仲間の男ら7人と共謀し昨年10〜11月、山梨県北杜市と京都市伏見区内の男性2人のパソコンに、わいせつ画像が表示されるウイルスをダウンロードさせ、消去方法を教えるための登録料として計約14万円を振り込ませるなどした。【田辺佑介】