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産業・技術

トヨタ、「6重苦」克服図る 需給管理システムなど導入  

2012/07/05

需給状況と発電を集中管理するトヨタ独自開発のシステム

6重苦--。 トヨタ自動車の豊田章男社長が、円高や貿易自由化の遅滞といった製造業を取り巻く苦境に 「電力供給力不足」 が加わったことを指し、使い始めた言葉だ。 同社は今夏、その6重苦の克服へ動き出した。国内工場へ高効率ガスエンジン・コージェネレーション、電力需給管理システムを導入。 喫緊の課題である節電・ピークカットをクリアし、長期安定供給の確保にもつなげる考えだ。さらに新拠点と位置づける東北では、工場を中心としたスマートコミュニティー構築を着々と進める。

同社は愛知県豊田市を中心とする12工場で、1970年代から自家発電機の導入を開始。 ガスエンジン4基、ガスタービン11基などが運用されている。 従来もこれらを順次増強していく構想はあったが、震災に伴う電力供給の不安定化を受けて、一気にガスエンジン8基の増設に踏み切った。 7月下旬から8月下旬に順次運転を開始する計画だ。

需要面でも生産現場で動力を使っていたコンベヤーをコロ付きレールに置き換える、当直の交代時間に停止できる機器を洗い直すといった節電 「カイゼン」 を実施。 12年の買電ピーク電力は95年比約40%低減できる見込みだ。

愛知、北部九州に続く 「国内第3の拠点」 と位置づけ、新会社 「トヨタ自動車東日本」 を7月に発足させた東北地方では、さらに一歩進めた 「F-グリッド」 構想を進める。 宮城県大衡村の工場内で、ガスエンジンによる電気と熱の利用最適化を図り、さらに周辺への融通も行うという、工場を中心としたスマートコミュニティーだ。 自動車工場内で使い切れない100度以下の低温域熱を、隣接する植物工場に供給するシステムを年内に実用化。 さらに東北電力との協議や特区適用などを前提に、周辺の食品工場への電力供給を目指す。 (本紙4面より抜粋)



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