国民新党:亀井静香氏が離党表明 亀井亜紀子氏も
毎日新聞 2012年04月06日 18時00分(最終更新 04月07日 00時26分)
国民新党の代表を「解任」された亀井静香前代表は6日、党本部で記者会見し「党内を混乱に陥らせたことに代表として責任を感じる」と述べ、亀井亜紀子前政調会長とともに離党する意向を表明した。これに先立ち、下地幹郎幹事長ら連立維持派が、党代表を亀井静香氏から自見庄三郎金融・郵政改革担当相に交代させる政治団体の代表変更届を総務相に提出、受理された。
消費増税法案への対応をめぐる対立は党分裂に発展した。国民新党の新執行部は慰留する構えだが2人の意思は固く、当面は無所属で活動する考えだ。亀井氏は、野田政権が国会に提出した消費増税法案について「増税をやらないという国民との約束を破るわけにはいかない」と改めて批判。「政治を放っておけないという人と一緒に行動し、次の選挙で政治を一新したい」と新党設立に意欲を示した。
また、新代表に就任した自見氏について「私が辞めたから今の瞬間、代表になった」と発言。連立維持派6人による解任決議は認めないものの、新体制には異議を唱えない考えを示した。