アノニマス:違法ダウンロードの刑罰化で日本攻撃
毎日新聞 2012年06月29日 11時31分(最終更新 06月29日 14時06分)
アノニマスが使っているとされる短文投稿サイト「ツイッター」では29日午前、「日本作戦、第2段階始動」などと書き込まれ新たな攻撃が示唆されている。【岸達也、喜浦遊】
◇アノニマス
日本の情報セキュリティー会社などによると、アノニマスは言論や宗教の自由などを主張する国際的なハッカーグループ。インターネットの掲示板サイトを通じて集まったとされ、英語で「匿名」を意味する。
10〜11年の「アラブの春」では、アラブ諸国の国家機関のホームページなどを攻撃したとされる。12年にはソニーの子会社がサイバー攻撃を受けた事件で、アノニマスに所属するメンバーが米連邦地検に起訴されるなど、事件化されることも少なくないという。
毎日新聞への返信メールでは「最初から明確な目的があって設立されたものではない。本部のような場所はなく、リーダーもいない」と説明。「数千人がメンバーと名乗っている。それぞれの目的で多くのメンバーが活動している団体だ」とした。