所属事務所の元社長らを解任した騒動が収まらない演歌歌手、小林幸子（５８）。元社長らに法的な解決金として６０００万円を支払い、６月２７日に新聞、テレビ各社との釈明会見を開いたものの、翌２８日には元社長が反論ファクスをマスコミに送付。解決の糸口が見つからないままだ。
“ご意見番”の歌手、和田アキ子（６２）は１日、ＴＢＳ系「アッコはおまかせ！」で、小林の矛盾を突いた。
「何で元社長と（直接）お話ししないで、テレビを通じて『申し訳ない』と言うの？」
元社長の怒りが収まらないのは、直接の謝罪が無いからだけではない。小林が６０００万円の法的解決金を支払うことが決まった後、知人に宛てた３００字のメールには《お金の問題では無い、との事でしたが、結局お金でした！》《彼女たちの嘘がどんどん暴露されていくと思います》などと元社長を揶揄する内容が書かれていたことを知ったからだ。
このメールについて、小林は会見で「意識がもうろうとしながら打ったもの」などと釈明したが、和田のツッコミは鋭かった。
「意識がもうろうとして…とか言ってるけど、しっかり絵文字も入ってるし、これだけ（長い文章を）打てるのがすごい。私なら打てない。（睡眠導入の）薬効いてなかったんじゃない？」「眠れないなら薬、変えた方がいいよ」
小林の苦境を伝えるのは３日発売の女性自身だ。芸能関係者の話として「所属事務所にはたった８０万円の残高しかなかった」「６０００万円も彼女が自腹を切ったり、借金してかき集めた」と金欠ぶりをリポートしている。
女性歌手最多の紅白歌合戦３３回連続出場を誇る小林が、なぜそれほど困窮しているのか。
「小林クラスなら、地方公演で１回８０〜１００万円は稼げる。ただ、興業の世界は今も人間の信頼関係で成り立っているところがある。長年の恩義をナイガシロにして突然クビを切られた元社長側に歌社会は今も同情的なんです」（イベント関係者）
干された状態は、いつまで続くのか。