民主党:参院・友近議員が離党 「当面は無所属」 /愛媛
毎日新聞 2012年07月03日 地方版
民主党の小沢一郎元代表ら衆参両院議員50人の集団離党で、参院愛媛選挙区選出の友近聡朗・同党参院議員(37)が2日、松山市内で会見し、自身も離党したことを明らかにした。「消費税を上げるには、国民との手続きを経ないといけない」と述べ、野田内閣が選挙なしに消費増税法案を可決したことを離党理由に挙げた。また、小沢氏らが結成するとみられる新党への参加は当面見送り、しばらく無所属で活動する考えを示した。
会見では「国論を二分する議題で与野党が談合すれば国民の選択の余地がなくなる」と、民自公3党合意による消費増税法案可決を批判。「二大政党か多党制でもいいが、国民が選択できる環境を整えたい」と訴えた。
今後については「(小沢氏らの)新党の基本方針もわからないので、すぐに参加するかは決めていない。当面は無所属で活動する」と表明。大阪維新の会などとの連携も「(政策で)共感できるものもあるが、難しいものもある」と否定した。
民主党県連の渡部昭幹事長は「苦渋の選択だと思うが、離党しないといけないのか。相談してほしかった」と衝撃を受けていた。