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行間なのに一話で終わらなかった・・・・
第5話『行間』
始業式の次の日の昼。現在学校は昼休みである。
学園都市からの転入生、であり超能力者(レベル5)の垣根帝督は屋上にいた。 だが一人ではない。他に三人の女子生徒達と一人の男子生徒と一緒にいる。なぜこのようなことになった理由を説明するには少しばかり時間を遡らなければならない。
〜回想〜
4時間目の授業が終わり、昼休みの時間になった。垣根は(ロクに授業を聞かずに)机に突っ伏し、物思いにふける。
「(授業だりぃ・・・・結局、高町と海原のエネルギー源の逆算や解析に大分演算を使ったから疲れて眠いし・・・・・にしても、まさか学園都市の超能力以外にもあんなチカラが存在するとはな。超能力でも原石でもない。オカルトのような得体の知れないエネルギー。法則や回路が超能力者(俺)とは全然違う、特に高町なのはは天性の才能を持っているみてえだな、海原光貴も天性の才能のはずだが何か後付けされたような違和感があるような無いような・・・・・)」「起きろ垣根ッ!!」ゴンッ!
アリサ・バニングスの拳が無防備の垣根帝督の後頭部に直撃する。
「ッッ!?ぐあああっ!!な!?痛ってえな!ば、バニングス!テメェいきなり何しやがる!!」
「何しやがる、じゃないわよ!!さっきから人が話しかけてんのに無視して!!」
「はあ?んなもん知るか!こちとらいろいろ考え事してて忙しかったんだよ!」「何考えてたのよ!?」
「昼休みを如何に寝て過ごすか、午後の授業をサボる口実とか」
「ろくなこと考えてないじゃない!ていうかアンタ午前の授業も寝てばっかだったクセにサボる気!?いい加減に・・・ッ!」「うっせーな、テメェに指図されたり説教される筋合いはねえよ(怒)」
月村「ア、アリサちゃん、落ち着いて」
高町「垣根くんも・・・」
垣根「ああん?(ギロリ)」
「「ひぃっ!?(ビクッ)」」
垣根は仲裁しようとした高町達を邪魔だと言わんばかりに睨みつけ、黙らす。
「おい!お前!オレのなのはとアリサとすずかに何を「うるせぇ黙れ」「なっ・・・・!!」さらに首を突っ込んできた海原にはよほど腹が立ったのか顔に青筋を浮かべ、思い切り睨みつけて怯ませて黙らす。
「つーか、用件言えよ、ラチがあかねえ」「誰のせいで「相手が気づいてないのにいきなり殴ったり、肝心なこと言わずに文句ばっか垂れてたテメェだろ。違うか?」・・・・く・・!・・・・わ、悪かったわよ・・・」
突然正論を言われ、反論できずにやむなく謝るアリサ。「よろしい(ニヤニヤ)」「(やっぱりむかつく・・・)」
「んで?用件は?」「あ、そうそう、わたし達垣根くんに質問があって、昨日アリサちゃんにいいって言ってたよね?だからそれのついでにわたし達とお昼一緒に食べない?」「・・・あんだけ大騒ぎしたわりに内容は随分としょーもないんだな」「いいから来なさい!これ以上無駄に時間潰してたら昼休み終わっちゃう!」「あ、おい!無理矢理ひっぱんな!まだテメェに殴られた頭が痛むんだよ!」垣根を椅子から引っ張り出すと無理矢理腕を掴み屋上に向かうバニングス。そして後ろから苦笑しつつ付いていく高町と月村。
「なのは!すずか!アリサ!そんなヤツほっといてオレと一緒に食べようぜ!!」その後ろに走ってついて来る海原。

そして冒頭の状況に戻る。


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