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本編前~無印編
第三話 ときは流れて三年生
 あれから月日がち、俺は私立聖祥大附属小学校に通いながら、剣術や魔法の練習や研究をして過ごしていた。そして小学3年生になった。

 親が居ないのがバレたら面倒なことになるので、俺は母親がいなくなっている事を隠している。
 何故なら、孤児院とかに連れて行かれたら魔法の研究ができなくなり、それに私立聖祥大附属小学校にも行けなくなるかもしれないからだ。
 原作に関わろうとするなら私立聖祥大附属小学校にいることが一番なのだ。
 ちなみにデバイスたちには雪兎が転生者であることを伝えている。

 転生する前は高校生だったため、小学校の授業はかなり楽だ。それよりも日光対策の服を認めさせるのに苦労した。体育も見学している。理由は自動防御が発動したら大変だからだ。
 原作メンバーとは3年生では別クラスだが、2年生で同じクラスになった時によく話していた。その時に一緒にいた男の子がものすごい睨んできたがあれは転生者だと思う。試しにファントムに測らせたが魔力保有量SSSだったし。容姿は普通のイケメンだったがあれがチート転生者というやつだろうか。
 ちなみに俺はハーレムは狙っていない。原作にからんで楽しく生きたいだけだ。あと管理局に入らないと近い将来に金がなくなって俺は餓死がしする。

「3年生ということはそろそろ本編スタートかぁ」
 記憶を消してもらったはずの俺がなぜ覚えてるのかというと、あの神様、結構大雑把おおざっぱだったらしく、全く関係ない所を消してたり肝心な部分が消えてなかったりする。
「闇の書事件があるから春頃には起きると思うんだけどな」
 と考えながら下校していると――

「雪兎くーん!」
 と後ろから声をかけられた。
 振り返るとそこには未来の魔お………もとい魔法少女がいた。
「なのはちゃん。珍しいね、一人?」
「うん。今日はアリサちゃんもすずかちゃんも塾にいってて私一人だけなの」
「たまに一緒に居る男の子は?」
神戸かみとくんなら男の子たちと一緒にサッカーしてるの」
 おや?ハーレム狙ってるかと思ったけどそうでもないのか?
「ねぇ、雪兎くんは今日のうちにってくの?」
「うん、そうしようと思ってるよ」
「じゃあ一緒に行こっ!」
「そうだね」

 俺は2年生の時、なのはに連れられて翠屋に行った時、そこのケーキが美味しかったのでほぼ毎週通っている。その時、初めて転生してよかったと心から思った。
 その時に恭弥さんに、なのはに余りの感動で抱きついた所を見られたときはマジ殺されるかと思った。実際に道場で模擬戦やったときは殺されかれない剣幕けんまくだった。自動防御あったのに気絶させられたし。それから俺と恭弥さんはたまに摸擬戦をしている。まだ勝てたことはないのが悔しい。

 俺にとっての天国と地獄。それが喫茶翠屋と高町家なのである。
転生者二人目名前だけ登場です。
雪兎はなのは達のことを心の中では呼び捨て、声に出して言う時はちゃんづけします。


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