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大飯3号、送電再開は5日以降に 発電タービンで振動計測も「想定内」

フジサンケイ ビジネスアイ 7月4日(水)8時15分配信

 関西電力は3日、再稼働準備を進めている大飯原子力発電所3号機(福井県おおい町)の送電開始が、5日以降になると発表した。これまで、最短の送電開始を4日朝と予定していたが、最終段階である発電用タービンの起動で調整が必要になった。調整作業は最大2日間で、工期日程にも織り込まれているため、関電は「想定の範囲内。遅くとも6日には送電開始する予定」という。

 関電によると、3号機の原子炉は2日午前6時に核分裂の連鎖反応が持続する臨界に達した。原子炉の熱を利用した蒸気を使い、3日午前9時ごろから発電用タービンの回転試験に着手したが、規定を上回る振動を計測したため、重りを使い振動を抑える調整作業に入った。

 このタービンは定期検査で交換した新品で、稼働してみなければ、調整が必要になるかどうか分からないという。そのため、関電は調整期間として「0〜2日間」を設定していた。

 送電開始が5日以降となったことで、最短で8日としていた3号機のフル稼働時期は9日以降となる。3号機の送電再開後に再稼働準備を進める4号機のフル稼働も、玉突きで最短25日以降にずれ込む。

 政府は、3号機のフル稼働を確認した時点で、関電管内の節電目標を現在の15%から10%に緩和する方針。フル稼働時期が後ろにずれ込めば、緩和実施時期にも影響を与えることになる。

最終更新:7月4日(水)11時2分

フジサンケイ ビジネスアイ

 

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