西舟独言 【SEISHU-DOKUGEN】

鴛鴦庵西舟:著
山中深く隠棲する西舟翁の山目線

西舟独言

2012-07-04 | 日記

文章って人によって特徴があります
ボクは、これは個人的にですが、井上靖の文章に格調の高さを感じるのであります

女房は曽野綾子さんの作品が好きで、中に書かれている曽野さんの人生観についても
大いに共鳴するところがあるらしく、車の中などでしきりと曽野文学論を展開させます

近頃、ボク推薦の團伊玖磨さんが書かれた「パイプの煙」。。。これを読んでいます
團伊玖磨って知ってる?・・・よね
童謡の「ぞうさん」を作曲した作曲家

余談ですが、ボクたちの子供時代のヒーローだった「若大将」
加山雄三さんの作曲家としての名前は「團耕作」って言います
これは團伊玖磨の團と、赤とんぼの山田耕作さんの耕作をくっつけた名前
石原雄三とか加山裕次郎。。。みたいな発想なんですね
例えが古いから45歳未満の人にはわからないでしょうけど。。。。

この「パイプの煙」は、シリーズがありましてね
「パイプの煙」に始まって「続パイプの煙」「続々パイプの煙」「またパイプの煙」「またまたパイプの煙」。。。
などと、ずーっと続いてくれました

團伊玖磨さんの作風は「わがまま」。。。勝手な文章で難解な漢字を使い、
ふつうの貧乏人から見ると「自慢」と誤解されるような「事実」をさらりと書いております

人間の常識ってその人の経験値において形成されるのですね
だから子どもの頃から、まったくそういう話すらも家庭内で出ないで育った人が
自分の枠以上の何かに出くわしたとき、卑屈な人は「自慢」と思い込んでしまうし
優秀な人は「希望」「目標」と思うらしいです

教養豊か(発展途上)ではあるけど、いささか学のない女房にとって
團さんの用いる難解な漢字を理解するには電子辞書が必要不可欠らしいのですが、
「パイプの煙は」彼女の愛読書になっております

と、こ、ろ、で、このブログの名前、鴛鴦庵というのはパクり

『国盗り物語』という司馬遼太郎の小説の中で
松波庄九郎という人(先の斉藤道三)が、京都の老舗の家付き娘「おまあ」という女性と恋仲になります
結局、おまあさまと道三は結ばれることはなかったのだけど
おまあさんは生涯、道三を愛し続け晩年は京都の郊外に「鴛鴦庵」という庵(いおり)をこしらえて静かに暮らす

そこでパクったのが「鴛鴦庵」
ちなみに、西舟というのは。。。。西の人間で舟(ヨット)が好きだからという理由

でもって、タイトルの『西舟独言』
これもパクり

勝海舟の親父さんで勝小吉という人がいて、この人が今でいうとエッセイみたいな
ブログの文章みたいなものを書いた書物が残っています
中央公論だったけ。。。忘れたけど、興味ある人はチェックしてみて

この勝小吉っていう人、もlともと旗本で扶持を与えられていたんだけど
そうとうな不良親父で37歳(かなんか)でいきなりリタイアして 麟太郎(海舟)に家督を譲ってしまうのよね

この人の文章が面白くて、はまって読んだ時期があった
まるっきり無学な人で、旗本のくせに学問なんかさっぱりで。。。だから文体は口語調子なんだ

「岡野の地面に行ったら倫太郎が犬にキンタマを食われちまって。。。云々」

こんな調子なんだよ
要するに、「岡野さんの家に行った時に麟太郎が犬に股間を噛まれた」というようなこと

小吉は麟太郎を抱いて医者に走り、容体を聞いたら「もうだめかも・・・」って言われたらしい
その時小吉は刀を抜いて、その場の畳に刺して「息子を助けなかったら切る!」と医者に凄んだ
医者はビビって必死で治したんだけど、その後高熱が出た麟太郎を何日も抱いて過ごしたって
こういうエピソードも書かれている

10歳で家出してテキ屋の子分になって。。。。みたいな、はちゃめちゃな人生を書き綴った
この本のタイトルが「夢酔独言」

『西舟独言』はここからパクったの

こんなパクリばかりのアタシですが、文章は昔からけっこう得意で
小学校の時、作文でナントカ大臣賞をもらったのをカワキリに
高校時代は友人のラブレターの代筆、大学生への卒論は4人分書いてやって
「ジョンミリアスの作品における社会的。。。忘れた」みたいなタイトルで大阪芸大の奴にも書いてやった

文章って書き手のくせや性格が出るのよ
攻撃的な奴はどうしても檄文みたいになるんだな
この類の人は太字や赤字を多用するという特徴もありますし、ボクが書くと2流のエッセイ風になる
だから読みなれた物に異物が混入されると、「あれ?、作者が変わった」とわかる

女の子の文章だってパクって書くことはできます
年相応の文章だって、女の子向けの雑誌などを見て研究すればよいし
17歳なら、17歳の知能がどの程度なのか、言い回しはどうなのかを研究するのです
そして文章の中の主人公と文章をオーバーラップさせて書くのです
乃名桃子さんや綿矢りささんの文章も大変参考になります

そしてその場合、難しい漢字を使わないこと
「何卒(なにとぞ)」とか「頂きます」「有り難く」みたいな表現
実際は女の子でも使うのかもしれないけどね
でも、確かにボクのイメージの中にある女の子はそんな堅苦しい漢字は使わない
あ、これ、あるゴーストライターから聞いた話ですけど。。。。ネ
こういうの入れるのもコツ

この場合、ボクは最期の文字と絵文字の間を半角で一文字開けます
じゃないと、文字と絵文字がくっつきすぎるでしょ

物事には決まり事みたいなのがあって
たとえば箸を使うときは先1cmしか使っちゃダメとか、包丁でものを切る場合は
包丁をまな板に対して直角に使い、体を斜に構える。。とか
料理屋で勘定を頼む時「お愛想あ」なんて言っちゃダメ、あれはお店の人が
「お愛想なしで失礼ました」ってへりくだって挨拶する時の言葉だから。。とか

ボクの好きな作家の山口瞳さんが言ってた
文章の後はひらがなで終わるようにしたほうが文章全体がやさしくなるって

檄文や警告文ならまだしも、女性向けの文章に難しい漢字を使わないのは常識
これある女性週刊誌の記者に教えてやったら、数日してそれが反映されていて笑った
窓際で夕日にあたりながらしみじみとした手つきでネスカフェなんぞをすすり。。。
みんな試行錯誤してるんだなぁと遠くの空を見て思った
・・・・この部分も、椎名誠のパクリかも。。。

読み返ししてないから誤字脱字が渦巻いているかも知れません
ごめんちゃい




ジャンル:
ささやき
キーワード
女性週刊誌 ネスカフェ ゴーストライター 好きだから 司馬遼太郎の小説 国盗り物語
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