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アスベスト労災認定1100人7月4日 15時53分
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職場でアスベストを吸い込み肺がんや中皮腫になったとして、昨年度、労災と認定された人は1100人余りに上ったことが分かりました。
アスベストは健康被害が現れるまでに潜伏期間があることから、厚生労働省は「不安がある人は医療機関や労働基準監督署に相談してほしい」と呼びかけています。
厚生労働省によりますと、職場でアスベストを吸い込み肺がんや中皮腫などの健康被害を受けたとして、昨年度、労災と認定された人は1105人で、前の年度より111人増えました。
業種別では、アスベストを使った断熱材などを扱う建設業で働いていた人が567人と半数以上を占めたほか、アスベストの製造工場などで働いていた人が433人、アスベストを運搬するなどの仕事をしていた人が32人などとなっています。
都道府県別では、東京が144人で最も多く、次いで神奈川が96人、大阪が94人、兵庫が90人などとなっています。
アスベストは、平成18年に使用が全面的に禁止されましたが、健康被害が現れるまでに30年から40年の潜伏期間があるとされていることから、厚生労働省は「不安がある人は医療機関や労働基準監督署に相談してほしい」と呼びかけています。
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