コンプラ ビイドロ ギヤマン
染め方/本染 寸法(ミリ)/900×350 価格/950円 品番 tn-016

 コンプラとはポルトガル語Comprador(=仲売人)に由来しています。幕末ごろ出島のオランダ人に食料品などを売買していた商人のことをコンプラ仲間、彼らが輸出用に使っていた波佐見焼の陶器をコンプラ瓶と呼びます。瓶に描かれた「ZOYA」には醤油、「ZAKY」は酒を入れて、ヨーロッパへ輸出していたそうです。
ビードロとはポルトガル語のVidro(=ガラス)の意味で、おもに吹きガラスの器を指します。 ワインボトルにオランダ人などを描いたものや、菊などの型に吹いたものが残っています。
 ギヤマンとはオランダ語のDiamant(=ダイヤモンド)に由来しています。ダイヤでガラスの表面 に文字や模様を彫り込む「ダイヤモンド彫り」という言葉が、日本人には「ギヤマン」ときこえたのでしょう。おもにカット・ガラスを指す名称として使われました。

参考文献 外来語集覧 古賀十二郎 著 長崎文献社 刊