政局

22 6月, 2012 (00:33) | 政治 | By: 村夫子

<写真> 民主党幹部

いよいよ社会保障と税の一体改革関連法案に関して
採決に向けての日程が詰まって来た。
そして民主党は分裂の危機を迎えている。

先日も書いたがどうも理解に苦しむ状況である。
野党とは合意して与党内の合意は得られない、、、
54という数字がクローズアップされているが
54人が反対、あるいは退出すると過半数割れになる。

それでも野党の提案を丸呑みして懐柔しているので
法案は通るかもしれない。
しかしその後に内閣不信任案が提出された場合
今度は野党は手のひらを返す確率が非常に高い。

もう選挙が無くて干上がっている落選議員は沢山いるので
消費税法案は賛同しても、離反した小沢グループから
不信任案が提出されればあっさりそちらに賛同するであろう。
そうすると今度は逆の方向で可決されてしまう。

当面は54人が過半数のラインなので
この数字を巡っての攻防となる。
大体どのくらいの数字になるのか今は各マスコミとも
個別の議員に当たって裏取りに懸命。

そして小沢さんの出番だ。
既にシンパの議員には離党届を提出させ
手元に受け取っているとの由。

何せ小沢さんは選挙の神様と言われ
今の民主党の絶対的基盤を築いた張本人である。
従って54ぐらいの数字は間違いなく確保するだろう。
ひょっとして下回るような、そんな下手を打つことは絶対にない。

小沢さんに幹事長にしてもらった輿石幹事長。
小沢さんとは距離を置くものの
元々増税には絶対反対の樽床幹事長代行。
彼らは自分自身の中でどう整合性を保っているのだろうか?

鳩山さんも菅さんも野党時代に
“一度我々にやらせて下さい。
駄目だったら変えてもらって結構ですから”と
絶叫して選挙戦を戦っていた。

で駄目だったんだけど、、、民主党。
最早民主党は駄目なものの代名詞になってしまって
漫才のネタになっている。
駄目なやつに向かって“お前は民主党か?”のギャグ。

さて金曜日の最終に乗って議員達は一斉に選挙区に帰った。
土日は後援会の幹部や選挙区の重鎮達と協議を重ねる事だろう。
小沢と距離を置くのか心中するのか、、、、
行くも地獄、戻るも地獄。

民主党はせっかく政権を取ったのに
世間知らずの青い息子のお陰で
親子3代を持って終焉となった。
真に勿体無い。

小沢グループは早くも新党の名前を考えているとか、、、(笑)

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村夫子拝(7292・1030)

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