クラゲ発生で電力需給に懸念 関電、出力大幅減 ツイート
2012/06/25
関西電力の運転中の火力発電所の取水口付近に、ミズクラゲが大量発生する事象が5月中旬頃から相次いで発生している。 蒸気の冷却に必要な海水を十分に取水できなくなった影響で、22日午前10時時点で、南港発電所 (大阪市住之江区)、姫路第二発電所 (兵庫県姫路市) の計4プラントにおいて、定格出力の合計に対して90万キロワット少ない出力での運転を余儀なくされた。 関電によると同日の電気使用率は約81%で現状の電力需給への影響はないが、7月からの節電要請期間中への影響を測るのは現段階では難しいとしている。
同社の火力プラントの取水口の奥にある取水槽には、「スクリーン」 と呼ばれる海水中のごみなどを除去する装置が設置されているが、今月15日以降、複数のプラントでスクリーンでの回収容量を超えるクラゲが発生したという。 この1週間で出力抑制を行ったのは、堺港、南港、姫路第一、同第二、舞鶴の各発電所で、特に影響が大きいのが南港および姫路第二。 (本紙1面より抜粋)
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