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またやってしまいました……ごめんなさい
時間が無く、ネタは浮かぶのに纏め書きができないのでなかなかやる気が出なく
気分転換という感じでまた別作品に手を出してしまいました。

この作品はあらすじにも有る通り、本気禁止制限決闘や本気可能無制限学園の続編となります
なので遊戯王などの話が所々に出てきますが、本編との関わりはほぼ有りません
というか、遊戯王などの話をこの作品に持ち込む気は一部を除いて全く有りません
少し遊戯王などの用語が出てきますが、無視しても話に支障は無いので気にしないでください
しかし、本気禁止制限決闘や本気可能無制限学園は現在未完結の作品です
もしかしたら矛盾が出てくる可能性も有りますが、あまり気にしないでください。

なお、主人公の性格はかなり悪いです
自分で言うのもアレですが、読者をかなり選びます
性格の悪い主人公が嫌という方は読まない事を勧めます
屑です、外道です、最低です、死ねよお前と思います
それでも良い方はどうぞ、自己責任でお願いします。

更に、原作キャラへの扱いが確実に悪くなります
しかもほぼ全員悪くなるでしょう……まだ0話なので断言できませんが
それが嫌という方もお戻りください
作者は自分が好きなキャラでも容赦をするつもりはありません。
(寧ろ悪化の可能性有り)

……原作キャラの大半の扱いが悪くなるでしょうが
一応言っておきます、作者はポケスペの漫画はかなり好きです
あのキャラが嫌いだからこんな事をするのか、そんなにこのキャラが憎いのか
などという意見も出るかもしれませんがもう1度言います
作者はポケスペは好きです、それだけは一応知っておいてください
……だからといって、扱いを良くするつもりは有りませんがね
そのような意見が出てきても、作者はそう答えるしかありませんので……悪しからず。

相変わらず初っぱなからアレな主人公ですが
見捨てないでくれると嬉しいです。
0話【VS????】
 視点 瑞貴


…………………………………………どこだ、ここ?
というか寒い! 少しは厚着しているみたいだが寒すぎる!
にしてもここは洞窟……だよな?

「ぐす……わーーーーーーーーん」

泣き声? しかも声の高さから考えてまだ子供の女の子
何故こんな場所で泣き喚いているのやら……
はぁ、さすがに洞窟で喚かれるのも耳障りだ。

「何故泣いているんだ?」

「ひっ!」

何故怯える?
急に大人が話しかけたから……いや、待て俺
また身長が縮んでいないか?

……まぁいいか、もう何回も経験してるし
後で適当に確認をすればいいだろう。

「怖がらなくても何もしない
泣いていた理由を言え」

警戒してるのか、怯えているのか
なかなか何も言わないガキ……あー面倒だ
どうせ、親とはぐれたとかそんな理由だろ。

「おとーさまが……いないの」

大正解、俺の勘がいいのかパターン通りなのか悩むな
後者だろうけど、本当に面倒だ
ここがどこかも分からない状態で更に厄介事とはね。

「一緒に探してやろうか?」

「ほんと!?」

「本当だが、少し教えてもらいたい事が有る」

「なに?」

子供に訊いて分かる事じゃないとは思うがな
変に詮索される大人よりは楽か
問題は知識が曖昧だったりするから信じられるか微妙という点かな?

「ここはどこだ?」

「ここ?
えーちこよ!」

えーちこ?
えーちは分からんが、こは木? 庫? 湖? 壺?
洞窟という点と水溜まりが有る事、寒さから考えて湖だろうか?

「何をしに来たんだ?」

「おとーさまのおしごと!
でも……」

はぐれたと……こんな寒い場所で仕事?
日本語で話しているし、北海道とかそんな場所にでも出たのか?
しかしえーちなんて場所は有っただろうか?

この子供、着ている服は上等な物だろうと思われる事からお嬢様っぽい
旅行とかかと思ったが……もしかして左遷されたのか?
だが仕事だと言っているし、調査とかだったりとかか?
しかし金持ちがそんな調査の仕事をするだろうか……意味が分からん。

さて、いつまでも子供に付き合ってられんな
問題はここからどうするかだ。

最初の問題はこの寒さ
これは洞窟の奥に潜れば多少はマシになるはず
外はどんな場所なんだろうか?

次は食料……これは難しい
状況から考えて、この場所は常に寒いか冬
こんな場所で食料を手に入れるのは困難。

最大の問題はここがどこだか全く分からないという事
えーち湖だがなんだか知らんが、俺は知らない場所だ
少なくとも、日本に存在していた記憶は無い。

……まぁ、今まで通ってきた世界で過ごした場所も記憶に無かったが、それはいい
だが何も分からない状況なのは問題だ
少しでも情報を集めないと……ん?

気のせいか、今洞窟内の水溜まりに何かが映ったような……
そう、黄色くて丸い頭をし、額には赤いルビーのような宝石
身体はグレーのような色をして、尾が2本……あの生き物はなんだ?

「いま……なにかいた?」

どうやらこの子も見ていたらしい
あの生き物は……俺は知っている?
もう遠い昔になる、昔に……

待て、昔だと?
という事はまさか……また何かアニメとか漫画の世界か!
今回はどの世界に移動したんだ!?

この考え事が、俺自身の行動を遅らせる事になってしまう
水溜まりから先程の黄色の生き物が飛び出し、突撃してくる
突然の事に驚き、動けない俺と女の子。

もっと俺が冷静ならば、女の子を蹴り飛ばすなりして移動させ、自分も逃げていた
だが俺はこの時、庇うようにしてしまった……自分が突撃してくる生物の盾になってしまうように
しかし、これが俺にとって最高の行動となる。

突撃してきた生き物の頭突きが俺の頭に直撃し、発光する
その瞬間、俺の頭に入ってくる大量の知識知識知識知識知識知識知識知識
頭が……痛い!

先程の黄色い生き物……いや、ユクシーは既に消えていた
俺とぶつかって驚いて隠れたか、それとも再び眠りについたか……どちらも構わんか。

さて、この世界が分かったな、まさかポケモンの世界だとは……厄介だ
問題はアニメの世界なのかゲームの世界なのかが分からない点か
まぁ、元々はゲームからアニメになったんだしどっちでもいいか。

にしても、とんでもない事をしてくれたな……知識面では助かったけど
ユクシーは俺の頭とぶつかった時、脳に膨大な知識を送ってきたらしい、原理は解らんがな
俺の脳裏に浮かぶ膨大な数の知識、これを有効活用するべきだな
そう、いい加減に……いい加減に元の世界に戻る為に!

しかし、やはり俺が人間だからか、所々知識が抜け落ちているせいで見た目とかが解らない
名前、技、能力、進化、特性などその他諸々の知識はある
だけど知識しか無いからポケモンの容姿が……諦めるか!
容姿ぐらい名前さえ知る事ができればどうにでもなるだろうし。

それにしても、本当に頭が痛いな
頭突きに加えて膨大な知識だ、痛いのは当然
寧ろ頭痛程度で済んだと言った方が正しいかもしれないな。

それはそうと……ユクシーの光で気絶したらしいこの女の子
放置するのはちょっと遠慮したいが、連れて行くのも嫌だ
どうも金持ちの娘っぽいし、誘拐にでも見られたら困る。

ふと思い出す
俺のポケットには何故かその世界に合った様々な物が入っていた
今までの世界でそうだったのだ、この世界ではどうなのだろうか?

ポケットを探り、手応えを感じる
ポケモンの世界だからと考えながら出した道具は……ボールだった
モンスターボール……いや、紫色で中心上部に書かれたMの文字
更に左右上部には白い円が……名前は確かマスターボールだったか?

他には……おぉう、金も相変わらず入っていたな
そしてこの道具は傷薬にマックスアップ……と、ラベルに書いているな
効果は体力の回復に体力を増やす薬品ね。

他に何が出てくるかな……石?
黄色の石であり、中に雷のようなマークが入っていた
確かこれって進化の為の石じゃなかったか?

さすがに道具の知識は手に入らなかったか
ユクシーは古くから存在しているポケモンだ
となると道具の知識は無いと思っていた方が良さそうだ
道具なんて調べるなり使うなりして確かめればいいんだしな。

さて、道具の事は後で考えるとしよう
今はこの子供だが、仕方無いか。

女の子を背負い、この場所から移動する
洞窟から出ると辺りは雪景色……寒くて当然だな
こんな場所に長時間居たら凍えてしまうな。

しかも辺りは湖、しかも孤島だった
この子が言っていたえーちこのこは湖だったんだな
って、解っても困っている状況に変わりは無いんだったな。

さて、さすがに女の子が1人で孤島に来るはずが無い
となるとどこかに保護者が居るはず……お
向こうに研究者っぽい見た目をした男女が居る
しかも何か探している事から、この子の両親かな?

脅迫して身代金でもいただくのも悪くないんだが
それよりも何かポケモンでも戴くかな?
この世界ならそれぐらいしかできそうにないが
だがそれでも十分、この世界で生き残る為には……後者かな?

何か道具は……お? 紫の布に鋭利な牙か
この世界は特殊な道具が色々と有るらしい
もう殆ど記憶に残っていないから使い道は思い出せないがな。

布で顔と身体を隠し、鋭い牙を女の子の首筋に添える
さて、脅迫させてもらおうか?

「捜し物ですか?」

隠れながら近づき、傍に寄って声を掛ける
驚いた研究者のような男女は慌てて俺の方を向く
なお、女の子は布の中に隠している。

「そ、そうなんだ!
娘が行方不明で……」

「この辺りで4歳ぐらいの女の子を見ませんでしたか!?」

大正解、この女の子の両親だったらしい
そうと分かれば次の行動も自然と決まってくる。

「女の子?
その女の子というのは……こんな子ですか?」

「「な!?」」

布を捲り、牙を首筋に当てている姿を見せる
両親は驚き、俺を睨んでくる
悪いな、何も分からない状態でただで親切にしてやる程余裕は無いんだ
生きる為だ、悪いとは思うが運が悪かったと諦めてくれ。

親切にし、恩を売った方が後々良いんだろうがな
だが先より今、この瞬間が問題なんだ
それに会う事ももう無いだろうし、興味も無い。

「君は……娘を人質にするつもりか!」

「大正解、少々事情が有ってね
金と手持ちのポケモンを渡してもらおうか?」

「……どれだけ欲しい?」

「有り金全部と手持ち全て……と、言いたい所だがな
死なれたりしても困る、有り金の半分とポケモンは3匹貰おうか?」

男は黙って財布を取り出し、札束を渡す……って、本当に金持ちだな
ふむ……少なく見積もっても20万は有るよな?
普段から持ち歩いているのか? だとしたらやはり相当な金持ちだ。

続いて腰に付けているボールを俺に3つ渡す
中身は何かなっと、中心の白いボタンを押して出してみる。

炎の鬣をし、足も燃え、更に額に角を生やした馬のような生き物
黄色い身体に尾が生え、猫のような耳をした生き物
緑色のハエトリソウのような形をし、手足が植物のような生き物
姿を見て俺の知識がこいつらの情報を教えてくれる
燃える馬はギャロップ、植物はマスキッパ、尾と耳はケーシィか……

「ありがたく貰っておく
安心しろ、大事に使ってやるし、場合に寄っては返してやるよ」

「貴様……」

「それより早く娘を返して!」

その言い方はポケモンなんてどうでもいいから娘を返せと言っているようなものだぞ?
ほら、戴いた3匹も少しだけ微妙な顔をしてるし
でも仕方無いって顔もしてるから……まぁなんでもいいか。

俺は娘を運び、木に凭れさせる
そのまま少し離れ、距離を取る。

「気絶しているだけで大事は無い
俺はこのまま去らせてもらう」

両親は娘の傍に駆け寄り、抱きしめる
その隙に俺ギャロップに跨る
ふむ……こいつはどうも慎重な性格をしているらしいな
だが俺に反逆する隙も伺っているが我慢している……どうやら我慢強いらしい。

「俺に逆らうなよギャロップ
もし妙な真似をしたら……」

ギャロップの首筋に毒針を突きつける
燃えている身体ながらも、ギャロップは冷や汗を流している。

「俺は本気だぞ?
死にたくなかったら、暫くは俺の言う通りに動いてもらう
安心しろ、気が向いたら解放してやる」

警戒しながらも、ギャロップは俺の指示に従うつもりらしい
今逆らっても何も得は無いからな。

「今なら少しだけ、持ち主と別れの挨拶ぐらいさせてやるぞ?
最後の情けだ、したいのなら今の内にしておけ」

ポケモン達はお互いに見合わせ、両親の近くへ行く
両親は気付き、気まずそうな顔をして顔を背ける
ポケモン達はそんな両親に悲しそうな雰囲気を出し、頭を下げる
どうやら今までありがとうと伝えているようだ。

「もういいな?」

頷くポケモン達
俺はギャロップ以外をボールに戻す。

「さて、もう二度と会わないと思うが、感謝する
そうそう、余計な事はしない方がいいぞ?
もし何かしたら……再び娘は攫われると思っておけ
俺に渡したケーシィの存在を忘れるなよ?」

ケーシィはエスパータイプの念力ポケモンだ
しかも使用できる技はテレポート……つまり簡単に人攫いができる
更にこいつはこの研究者のポケモン、当然娘だって知っているだろう
つまり、奪おうと思えばいつでも簡単に奪えるであろうポケモンだ。

「君は何者なんだ?」

「教える義理は無い」

ギャロップを走らせ、女の子の両親と別れる
あいつらがどうなろうと、死ななければどうでもいいし興味も無い。

「さて、ギャロップ
お前はあの研究者達がこの小島に来る為に使ったボートとかの場所を知っているか?
知っているのならそこに案内してもらおう?」

驚くギャロップだが、首を横に振って拒否する
当然だろう、もしそんな事をすればあの3人が帰れなくなるのだから。

「いいか、ギャロップ
あの2人から渡されたのはお前にケーシィ、そしてマスキッパだ
分かっているとは思うが、ケーシィはテレポートを使う事ができる
もし乗り物を使ったとしても、元の場所にテレポートさせて戻せるんだ
だからあの3人もちゃんと帰れる、だから案内しろ」

暫く考えるも、返すという言葉を信じたのか移動し始める
最初からそうすれば良かったんだよ
面倒な奴だが、奪ったポケモンなんだから当然か。

少し進むとボートが置いてあった
さてとっと……どうやって操作するんだ?
適当に触っていたらどうにかなるかな?

おっと、さすがに指紋を残すのは拙いな
さて何か……ん? スカーフがポケットに入っていたか
これやさっきの布の上から操作すれば大丈夫だろう。

ギャロップをボールに戻し、適当に操作する
するとなんとか動きだし……突然動き出したぁ!?
これはどうすれば止まるんだ!?

しかも少し走っていると陸が……どうやって止めればいいんだ!?
あー……このままだと陸に直撃して危ないよな?
って、冷静に分析している場合じゃなかった!

「ケーシィ!
テレポートで俺を陸まで跳ばせ!」

ケーシィは状況をすぐに理解し、テレポートを使った
気付けば俺は陸に移動していたんだが……

「……ボートが壊れたらしいな」

ボートは陸に勢いよく上がり、そのまま木に直撃
完全に大破してしまったようだ
どうする? これではテレポートでケーシィに船を送ってもらっても動かないだろう。

仕方無い、こうなったら1匹諦めるかな
さすがに死なれたら目覚めが悪い
別に生きていようが死んでいようが興味は無いがな
そう思い、俺はボールからポケモンを出す。

「マスキッパ、お前は常に浮いていられるな?
なら先程の3人の場所まで行き、陸まで運んでやれ
その後は研究者の手持ちに戻るがいいさ」

マスキッパは俺の言うことを理解した途端
急いで雪の中を飛んで戻って行った
手放すのは少々惜しかったが……まぁ構わんだろう。

ケーシィをボールに戻し、ギャロップを再び出す
その背に跨り、移動を促す。

「さてギャロップ
近くに町とかが有るか知っているか?
知っているならばそこに向かってくれ」

逆らっても得する事は無いと思ったのか、素直に駆けるギャロップ
が、少々速すぎないか?
そこら辺にもポケモンがうろうろしてるし、轢いたりしそうなんだが?

しかし、そんな事は無く町は辿り着いた
町の目の前には看板が立っていた
キッサキシティ、氷煌めく雪の町……か。

お、良い具合に船が有るじゃないか
丁度良い、この寒い町からさっさとおさらばさせてもらおう。

ギャロップを走らせ、船の近くまで行く
問題は飛び入りで乗れるかだが……まぁいいか
無理なら無理でケーシィのテレポートで侵入でもすればいい。

「すみません
この船はどこに向かうんですか?」

「この船はクチバシティに向かうよ
乗るつもりなら手続きさえして貰えれば大丈夫
乗客が少なくてね、部屋は空いているよ」

適当な船乗りに話しかけた所、嬉しい知らせを貰った
クチバシティがどんな場所かは知らないが、ここより寒い事は無いだろう
ならさっさと乗り込むか。

ギャロップをボールに戻し、手続きを済ませて金を払い、船に乗り込む
船の中は普通に暖かかったが、当然と言えば当然だろう
これで寒かったら客船として問題だろうしな。

さて、これから移動か……とりあえず情報だ
クチバシティという場所に着いたら何かしら情報収集をしないとな
ボートも有ったんだ、科学もある程度発達しているだろうし
PCぐらい有る……よな? 少し不安だ。

………………
…………
……

ふあぁ……長かった、まさか丸一日使うとは思わなかった
こっちは普通に暖かいな、また寒かったらかなり困っていたぞ
どこに行こうかなっと……最初は機械が有る場所だな。

ポケモンセンターか、ここなら何か有るだろう
そう思い、とりあえず入ってみる
通信機械、PCのような物とそれなりに機械は充実しているようだ。

とりあえず機械を起動させ、なんでもいいからニュースを見る
何か有益になりそうな情報は無いだろうか?
暫く探すものの、出てくるのは犯罪組織の被害報告ばかり
そんなのはどうでもいいから俺の役に立つであろう情報をだな……待てよ?

犯罪組織の目的はなんだ?
金か? それともポケモンか?
世界征服なんてつまらない目的なら呆れるが。

とにかく犯罪組織、ロケット団を調べ始める
どんな些細な情報も、不確かな情報も調べ上げる
その結果、ロケット団の目的が少しながら浮かび上がった
生態研究に新たなるポケモンの創造か……

決まりだな、俺のこの世界での目的
それはロケット団からその新たなるポケモンを戴く事としよう
もしそいつが時間、空間、世界などに関係する能力を持っている場合
その力を使い、俺は今度こそ……今度こそ元の世界に戻る!

さて、目標や目的は決まった
だがロケット団のポケモンをどうやって奪うかだが……難しいな。

外から奪うとなると全面戦争になりかねない
団員数はかなり居るらしいし、1人で突破するのは不可能だろう
だからといって内側から……団員にでもなって奪うのも考えられるが
そうなると自由を失い、指名手配とかされる可能性も有る。

あー……厄介な問題だな
仕方無い、敵対しない程度に動き回るか
正体を知られないようにも動かないとならないし
本当に困るし、面倒な事だ。

場合に寄っては変装して潜ればいいかな?
幸か不幸か、船の中で調べた時に発見できた
無駄に大量に存在する様々な組織の変装道具
何故こんな物が入っているんだろうか?

俺が道具に思える物は大抵入っているんだろうが
どうせだったら全ポケモンも入っていたら楽だったのに……
さすがに生物は基本的に入っていないらしい、例外は有るだろうが。

自転車も入っていたから移動はまだ楽だな
あまり機械の類は普及していないらしいし
一応車とかは有るが、使用者はやはり少なそうだ
絶対数が少ないから当然なんだろうけどな。

色々と調べたんだが、この世界は地方や町に依ってかなり科学力の差が大きいらしい
とある町では機械の殆ど無い自然だらけの町、海に浮かんでいる町
逆にデパートまで有る町、大企業のビルまで有る町
…………いや、もう少し統一しないか?
技術を他の町に送るとか、そういう事ぐらいしたらどうなんだ?

まぁ、この世界の事情なんてどうでもいい
俺が不便しないのなら興味も無い
不便になってもどうにかするしか無いんだけどな。

それにしても嫌だなぁ……やっぱり旅とかしないと駄目だろうか?
俺はこういう疲れる事は嫌いなんだけど……疲れるし、面倒だし
でも必要な事だからしないという選択肢は無いに等しい
1箇所に留まっていても何もできないからな、情報収集は必須だ。

順番に色んな場所に向かうか
地形を考えて……でも洞窟とか森とかは歩きたくないな
海路も、ボートの件が有ったからあまり通りたくない。

となるとグレンタウン、マサラタウン、トキワシティ、ニビシティは行かない事になる
だがジムバッチは一応手に入れておきたい
あれが有るだけで全体的に有利になる事は多い
なにせ、実力が高いと思われる事になるんだからな
厄介事を運んでくる奴もジムバッチを持っておけば少しは減るだろうし。

さて、ジムの実力は……さすがに大きすぎる差は無いか
それでも少しは差が有るらしい
そしてこのカントー地方で弱い方なのは……ニビジムやハナダジム辺りかな?

となると態々オツキミ山を通る必要が出てくる
だからといってセキチクシティからグレンタウンを通るのも面倒だ
それに各ジムにはそれぞれエキスパートタイプが存在するのも問題だ
俺の手持ちはギャロップとケーシィ……炎とエスパータイプ
どちらもその2つのジムを相手にするには少々問題か。

何か自分で捕まえるか、強引な手段を使ってでも勝ちを狙うか
それとも……留守にしているジムから奪ってくるか
不可能じゃないが、ジムリーダーに会う事があり、見られたら困る
もし見覚えがないのにジムバッチを持っているとか言われたら危険だ。

仕方無い、気は進まないが正式に手に入れるか
さて……先ずはニビジムに行くか
ギャロップを出し、PCの地図画面を見せる。

「いいかギャロップ
今俺達が居るのはこのクチバシティだ
これからハナダシティに向かう、場所は分かるか?」

少し悩む姿を見せながらも頷く
行けるのなら気にする事じゃないな
さて、さっさと行くか!

ポケモンセンターから出て、ギャロップに跨る
俺が乗った事を確認したギャロップは走り出す
さぁ、この世界ではどんな事が有るのか……面倒事は嫌だが楽しみだ!
何故瑞貴はこんな事に?
作者の悪意となるのでしょうか?

女の子って誰?
予想はできるでしょうが秘密です
相当先にならないと再登場しないでしょうが……

身長が縮んでいるの?
どうやら若返ったようです
なお、実年齢は30歳を超えています
現在の見た目は12歳から13歳ぐらいのイメージで。

えーち湖って?
エイチ湖です
つまりシンオウ地方が始まりの地です。

ユクシーがポケモンの知識を持っているかな?
……まぁ、他に知識チートをする手段が無かったので
元の世界の記憶が薄れている状態なのでこれしかありませんでした。

ポケットに何でも入っているって……反則だろ!
それが作者の作品です
道具チート、でも貧弱。

0話から人質なんて最低!
それが堅守瑞貴という人間です。

どうしてギャロップ、マスキッパ、ケーシィなの?
深い意味はありません
が、ギャロップだけは理由があります
まぁそれも予想できるでしょうがスルー。

相変わらず色々としているなぁ……
それが瑞貴です。

でも、相変わらず自分から巻き込まれる行動をするんだね?
……話が成り立たないのでスルーしてください。

この先どうなるの?
お楽しみ。

そういえば……今っていつなの?
原作漫画1巻前です。

ツイッター……最近してないなぁ
http://twitter.com/#!/ain_kuria
まぁ気にしませんけど。


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